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【中日】開幕から4番の石川昂弥2軍降格、井上監督大ナタに選手奮起 甲子園での連敗11で止めた


中日ドラゴンズは、阪神タイガースに競り勝ち、甲子園での連敗を11で止めた。井上一樹監督はここまで4番で起用していた石川昂弥を2軍に降格させ、高橋周平を6番で起用する大胆な策を講じた。高橋は二塁打、細川成也は適時打を放ち、期待に応えた。また、新外国人ボスラーも初安打と初打点を記録し、チームの勝利に貢献した。松山が9回のピンチをしのぎ、甲子園での勝利を2年ぶりに掴んだ。中日ナインは井上監督の信頼と決断を力に、粘り強い野球を展開した。

阪神対中日 阪神に勝利し、タッチを交わす中日ナイン(撮影・前田充)

<阪神2-3中日>◇12日◇甲子園

中日ナインが、井上一樹監督(53)の「てこ入れ」に奮起した。阪神に1点差で競り勝ち、昨年から続いていた甲子園での連敗を11で止めた。

前日11日まで開幕から13試合「4番・三塁」で使い続けていた石川昂弥内野手を2軍に降格させ、キャンプから2軍調整を続けてきた高橋周平内野手を「6番・三塁」で昇格即スタメン起用。高橋周は二塁打で、今季初4番の細川成也外野手は適時打で期待に応えた。

   ◇   ◇   ◇

9回、1点差に迫られ、なおも2死一、三塁のピンチで守護神松山が近本をフォークで空振り三振に仕留めた。中日の甲子園での勝利は23年9月27日以来2年ぶり。井上監督の気迫がナインに乗り移ったような粘り腰だった。

前日11日の試合後、開幕から全13試合4番を任せてきた石川昂に2軍降格を告げた。井上監督は「4番でいくってオレが決めていたものがなかなか…。チームがうまいこと回らないなら、スパッと2軍でもう1回出直してこいと」と説明した。キャンプから石川昂を4番で育てる方針を打ち出し、ここまで貫いてきた。オープン戦は不調でも使い続けたが、シーズンで打率1割6分(50打数8安打)、3打点、0本塁打。三塁守備のミスも目立っていた中での決断となった。

代わりに三塁には、右手の故障もあり、ここまで2軍暮らしだった高橋周を入れた。井上監督は「周平にも『お前が来て新しい風で雰囲気を変えてくれ』『ドラゴンズ一筋で長いことやってるんだから頼むぞ』と言ってね」と背中を押した。高橋周は体を張って三塁を守り、4回の今季初安打となる右翼線二塁打では、二塁に頭から飛び込んだ。

4番に座った細川も試合前まで打率1割5分8厘と不振だったが「上位を打てるような成績じゃないのに打たせてくれたことはうれしい」と意気に感じ、5回に左前適時打。前日から1軍で試合に出始めた新外国人ボスラーも来日初安打、初打点と結果を残した。

チームは連敗を2で止め、借金2とした。奮起し続ける投手陣を援護できる、つながる打線をつくるため、試行錯誤は続く。こだわり続けた4番石川昂をスパッとあきらめた。3年連続最下位のチームに、勝利へのこだわりを改めて植え付けていく。【石橋隆雄】

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