
<阪神-中日>◇11日◇甲子園
阪神が今季ホーム6試合目で待望の白星を挙げた。1日からのホーム開幕DeNA3連戦(京セラドーム大阪)を含め、ホーム5戦は引き分けを挟んで4連敗中だったが、先発全員安打と打線が奮起。今季初の勝利の「六甲おろし」となった。
先発の村上頌樹投手(26)が初回、中日上林に先制2ランを浴びるも、すぐに反撃に出た。その裏、中野、佐藤輝が連打で1死二、三塁の好機をつくると、森下がポテン安打を放ち同点。さらに大山が中前打で続き、前川が左翼へ勝ち越しの2点適時二塁打を放った。
さらに4回には2死から近本、中野の連打で1点を追加。5回2死一、二塁では坂本が6点目の右前適時打を放った。開幕投手を務めた村上は5回4安打3失点で降板し、球団では04年井川以来となる開幕3戦3勝とした。甲子園での中日戦先発はこれで5戦5勝となった。
6回以降は盤石な中継ぎ陣がリレー。6回は及川が3者連続三振。登板7試合で防御率0・00と頼もしさが光った。8回も石井が3者連続三振の快投で白星を守り抜いた。昨季の中日戦は11試合で10勝1分けと負けなし。今年もホームで竜キラーぶりを見せた。