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【阪神】前川右京、金本知憲氏の「真っすぐを打てよ」の金言通り外角直球捉え決勝の適時二塁打


阪神タイガースは今季ホームゲーム6試合目で待望の初勝利を挙げた。試合は甲子園で行われ、阪神が中日を6対3で下した。阪神は先発全員が安打を放ち、14安打と打線が爆発。特に、1回裏では2点ビハインドから5連打を見せ、6番前川右京が決勝の2点適時二塁打を打ち、試合をひっくり返しました。この適時打は前川にとって、3月の広島との開幕戦以来のもので、OB金本知憲の助言も背中を押したと言えます。また、甲子園でのホーム初勝利を祝う多くのファンの声援が、選手たちに力を与えました。

阪神対中日 1回裏阪神1死一、二塁、前川は左2点適時二塁打を放つ(撮影・上山淳一)

<阪神6-3中日>◇11日◇甲子園

やっぱり六甲おろしはええなぁ~。阪神が今季ホーム6試合目で待望の白星を挙げた。先発全員安打の今季最多14安打と打線が爆発。2点ビハインドの初回に上位打線が怒濤(どとう)の5連打だ。6番前川右京外野手(21)が左翼線へ決勝の適時二塁打を放ち試合をひっくり返した。試合前には主軸がそろって話題の「魚雷バット」を試し打ちしたが、猛打の虎には新バットも必要なし!?

   ◇   ◇   ◇

虎のレギュラー最年少が決めた。前川の打球が三塁線を抜けた瞬間、グラウンドに割れんばかりの拍手と歓声が降り注いだ。表の守備から一変、聖地がホーム初勝利への希望に満ちた。

「お願いします、抜けてくれ! と思って見ていた。抜けてよかった」

2点を追う1回裏。1死から中野が右前打、佐藤輝が二塁打で好機演出。森下が同点2点適時打で大山もつないだ。1死一、二塁で前川が三塁線を破る勝ち越し2点適時二塁打。主軸の5連打でひっくり返した。

決勝打の裏には、レジェンドからの金言があった。8日の甲子園初戦前。セレモニー出演のOB金本知憲氏と左翼で言葉を交わした。忘れられない助言。「真っすぐに強くなってくれ。真っすぐに強いのはいいバッターの最低条件」-。憧れの鉄人の金言を生かした。

第1打席、外角151キロ直球を捉えた。広島との3月28日開幕戦以来の適時打。値千金の一打だ。7回の第4打席は150キロ直球を右前打にした。

1月下旬、鳴尾浜で汗を流した前川。高校の先輩2人に食らいつこうと、闘志をメラメラ燃やしていた。「3人でやれたらいいが、僕にそんな余裕はない。まずは自分がちゃんとやらないと。プロは甘くない。ワイワイ野球じゃない」。ドラフト1位入団の伊原、この日先発で開幕から3連勝の村上。智弁学園(奈良)出身選手で自身は最年少。強い気持ちで練習し、先輩右腕に3勝目を届けた。

「お世話になっている。いい形になってよかった」

チームはホーム6戦目で初勝利。先発全員安打は24年9月13日広島戦以来、5連打は24年9月10日DeNA戦(ともに甲子園)の6回以来で、いずれも今季初だった。4万2600人の「あと1人」などの声に藤川監督は「少し思い出しました。みんな心強かったんじゃないですかね」と笑った。昼間は少し暑さも感じ始めた甲子園。14安打6得点の虎祭りで夜はさらに熱気に包まれた。【塚本光】

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