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【阪神】森下翔太、自信の逆転&決勝弾「打つべき選手が打った試合」藤川監督は4番の存在感に納得


阪神は開幕2戦目で広島に3-2で逆転勝利を収めました。新4番打者の森下翔太が、6回表2死二塁の場面で逆転となる2ランホームランを放ちました。前日の試合でも3番の佐藤輝が決勝点を叩き出しており、阪神はカード勝ち越しを決めて次の試合で開幕3連勝を狙っています。藤川監督は新たな打順で選手たちを信頼し、特に4番打者の重要性を強調しました。今回の勝利は阪神にとって重要で、過去のデータからも開幕連勝スタートのチームは高確率でシーズン後半も好成績を残しています。

広島対阪神 6回表阪神2死二塁、逆転の左越え2点本塁打を放った森下を迎える藤川監督(撮影・加藤孝規)

<広島2-3阪神>◇29日◇マツダスタジアム

さすが侍ジャパンの4番やで! 阪神の新4番、森下翔太外野手(24)が開幕2戦目の敵地広島戦で逆転&決勝2ランをぶちかました。1点を追う6回2死二塁、左腕床田から左翼席へ今季1号2ラン。新生藤川阪神を開幕2連勝に導いた。前日28日同戦の3番佐藤輝先制&決勝2ランに続き、連日の主砲アーチ。あっさりカード勝ち越しを決め、30日は開幕3連勝のロケットスタートを狙う。

   ◇   ◇   ◇

森下は一塁を回ると手をたたき、ほとんど表情を変えずに、ダイヤモンドを1周した。広島ファンは勝ち越しの盛り上がりから急転直下。虎の新4番が一振りで空気を一変させた。

「チャンスで回ってきた時のことを思って練習している。ああいう場面で打つのが仕事だと思っているので、継続的にやりたい」

1点を追う6回2死二塁。1ボールから広島床田の内角145キロ直球をかち上げた。力強い飛球は左翼2階席の下、中国電力の看板に直撃。「角度がすごくよかった。入ってくれてよかった」。好感触の逆転2ランは決勝アーチとなった。

忘れられないグラブの感触がある。15日のカブスとのプレシーズンゲーム。2回1死、5番ショウの矢のように鋭いライナーが左翼森下に襲いかかった。グラブを差し出し難なく捕球した瞬間、自信が芽生えた。

「打球は強いですけど、自分とそこまで変わらないと思う。劣っているとか、負けている気はしない。逆にこのぐらいっていうことが肌で分かった」

実際に森下は同戦の初回、両軍最速となる打球速度約186・2キロを遊ゴロで計測している。開幕直前のメジャーリーガーとの対決が、虎の主砲としての自覚に拍車をかけたようだ。

昨年11月のプレミア12では侍ジャパンの4番を任された。そして今季、新生藤川阪神でも4番の重責を託され、昨季までの自分からさらにパワーアップした姿を披露し続けるつもりだ。

「新戦力じゃないですけど、そういう立場でもある。思い切ってやりたい」

本塁打の第3打席はファーストストライクを捉えたもの。重要な打順を担うからこそ、萎縮した姿は見せない。持ち味の積極性を今まで以上に加速させ、打線をけん引していく。

新打順の中心を託した藤川監督は試合後、4番の存在感に納得した。「打つべき選手が打った試合は取らないといけない、という思いがすごく強い。4番が打っていますから、それは大切にしないといけない」。

前夜は3番佐藤輝、この日は4番森下が決勝弾。チームも自身も好発進に違いないが、若き主軸は地に足がついている。「まだ始まったばかり。明日に向けて頑張ります」。根拠に基づいた自信が、森下の存在感を高めている。【塚本光】

▼阪神が、優勝した23年以来の開幕2連勝。阪神の引き分けをはさまない開幕2連勝は50年の2リーグ分立後23回あるが、そのシーズンの最終順位を見ると優勝3回(62、64、23年)、2位8回、3位7回、4位以下5回。開幕連勝スタートだとAクラスが18回と高確率でシーズンも好成績を残している。ちなみに85、03、05年の優勝時は●○発進だった。

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