
<中日1-1広島>◇8日◇ぎふしん長良川
中日は今季2度目の引き分けとなった。先発のカイル・マラー投手(27)が7回2/3を1失点。リリーフ陣は無失点リレーでつないだ。井上一樹監督(53)は好投のマラーに「勝たしてやりたかった」と話した。3回無死一塁でマラーがバスターし、遊ゴロ併殺となった場面は「相手がシフトを敷いてきたら打っていいと話していた」と明かした。試合後の一問一答は以下の通り。
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-今季2度目のドロー。投手陣は1失点
「もちろん投手陣がよく頑張っているというこの文言はよく聞いているかもしれないけど、今日は投手があれだけ粘って。もちろん初見って言ったらおかしいけど、向こうの先発投手(ドミンゲス)がどんな感じなのって一応ビデオを見たり研究したりとかしているんだけど、それでもやっぱりうまいことなかなか」
-4回に無安打で先取点
「結局、塁になかなか出ることができなかった。もちろん『冷静にボール球を振るな』なんてことはこちら側は言わないし、そこは積極性。積極性をとるのか、それとも保守的になるのかのせめぎ合いというか。そこは難しい。でも、今『自分がいけると思ったらいけ』という形のものを作り上げている途中なので。あまり打撃陣に向かってすごく注文という形で、まだ注文するのは時期尚早かなと思います」
-マラーが8回途中無失点
「マラーにはグッジョブだと。『前回(1日巨人戦5回1失点)もグッジョブだったけどごめんな』と。『点が取れずに勝ち投手にしてあげられないけど』って言ったら、『それはノープロブレム』という話はしていたけど。勝ち投手にさせてあげたかった。彼に申し訳ないなと思います」
-12回もチャンスはつくった
「もちろん12回だけでなく、チャンスをつくろうと思ってみんな必死になってどうやったら出塁できるかってことを考えてやっているわけですから。そこは最後まで。どういった形にすればよかったのかなっていう。これは週初めで今日火曜日でしょ。今週ずっと試合は続くわけなのでそういった時にどうした方がいいのかはもちろん首脳陣としての考え、選手それぞれが反省すると思う。合致する時がいつかくると思います」
-3回無死一塁でマラーがバスターし遊ゴロ併殺
「基本は送りだったんだけど、シフトを敷くようなことがあったら彼の場合はバッティングに自信があるので、『シフト敷かれることがあれば打っても構わんよ』っていう話だったんだけど。向こうがシフトしいたように見えたんでしょうね。なので、それはこちらの指示として、そういう時は構わんよという指示をしているのでそこに関しては『何やっとんねん』ということは何もないです」