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「魚雷バット」11日から国内で即日解禁 プロ野球規則委員会が使用容認で12球団に通達


日本のプロ野球規則委員会は、MLBで話題の「魚雷バット」の使用を即日容認し、12球団の選手が11日から使用可能となりました。このバットは、元マサチューセッツ工科大学の物理学者が開発したもので、バットの先端が細く、特別な重心配置により振り抜きやすい設計となっています。愛知県のバットメーカー「HAKUSOU BAT JAPAN」は、オリックスやソフトバンクの選手に試作品を提供し、選手のパフォーマンス向上を期待しています。歴史的に「ウイングフライト」バットを製造していたSSK社も、選手のトレーニングでの使用を支援中です。NPBは、この新型バットが「投高打低」の傾向を変える可能性があるとしています。

SSKの魚雷バット(2025年4月9日撮影)

プロ野球規則委員会が11日に都内で開かれ、大リーグで話題の「魚雷(トルピード)バット」の使用を即日容認した。12球団の選手は11日から使用可能になる。野球規則に抵触しておらず、問題ないことを確認。5月の実行委員会で報告されることになった。使用可能のバットには公認のシールを貼る。

すでにバットメーカーや選手も動きだしている。愛知県のバットメーカー「HAKUSOU BAT JAPAN」は契約選手のオリックス広岡とソフトバンク谷川原に試作品を届けた。松本啓悟代表は「MLBで使用されている魚雷バットを元に実際に削ってみた。マサチューセッツ工科大学の知見が入っているだけあって、重心や形状が工夫されていて賢いバットという印象」と話した。今後は選手1人1人に合わせて調整していくという。

練習では日本ハム万波や阪神梅野が使用した。万波は「バットがスムーズに出てくるイメージ」と初めての感触を口にした。梅野と契約しているSSK社は40年近く前に、魚雷型の金属バット「ウイングフライト」を発売し、球児の間で大人気を博した実績がある。重心が手元寄りになり、振り抜きやすくなるという。

NPB中村勝彦事務局長は、今月7日の実行委員会後に「使えるんだったら使った方がいいという意見もあった」と前向きな方針を示していた

近年「投高打低」の傾向にあるプロ球界において、本塁打数増加などの影響が出てくるかもしれない。

◆魚雷型バットとは 元マサチューセッツ工科大(MTI)の物理学者で、昨季までヤンキースでアナリストを務めたアーロン・リーンハート氏(現マーリンズフィールドコーディネーター)が開発した。バットの先端が細く、魚雷やポウリングのピンのような形状。ヤ軍ではボルピ、ゴールドシュミット、ウェルズも魚雷型バットを使用。使用選手が本塁打量産したことでブームに火が付いた。

◆公認野球規則3.02 バットはなめらかな円い棒であり、太さはその最も太い部分の直径が2.61インチ(6.6センチ)以下、長さは42インチ(106.7センチ)以下であることが必要である。1本の木材で作られるべきである。

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