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「魚雷バット」5月にも導入へ NPB理事会・実行委員会が使用前向き


プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)の理事会で、「魚雷バット」の使用が前向きに検討されています。この新型バットは、バットの芯が通常より太く、手元に重心が近いのが特徴。既にヤンキースの選手がこのバットを使用し、短期間で多数の本塁打を記録しており、操作性向上の声もあります。ルール上問題はないとされるが、正式使用には調整が必要で、最短で5月の実行委員会で承認が得られれば導入される見通しです。同バットが導入されれば「投高打低」の日本球界に大きな影響を与える可能性があります。

阪神対ヤクルト NPB旗(撮影・加藤哉)

プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)による理事会・実行委員会が7日都内で行われ、「魚雷バット」の使用を前向きに検討していることが分かった。

同バットは、バットの芯が通常より太く、より手元に近い位置にある。このバットをヤンキースなど複数球団の一部選手が使用し、本塁打を量産している。

野球規則では「バットはなめらかな円い棒であり、太さはその最も太い部分の直径が2.61インチ(6.6センチ)以下、長さは42インチ(106.7センチ)以下であることが必要である。1本の木材で作られるべきである」(3.02)と定められており、規則委員からは「原則としてルールに反してはいない」との見解が示された。「しっかりチェックして、使えるようになったら使った方がいい」という意見も出たという。

近日中に規則委員会を開き、問題がないかを議論する。中村事務局長は「規則委員会でOKとなっても、すぐに使用できるわけではない。使用時期にばらつきがあっては不公平になってしまう。メーカーさんにも連絡しないといけないし、試打もあるだろう」とし、最短で5月の実行委員会で承認を得られれば導入される見通しだ。

この新型バットは「トルピード(魚雷)」と呼ばれている。魚雷やボウリングのピンのような形状で、先端部分は細く、バットヘッドの手前、投球が当たる部分が最も太くなっている。重心が手元に近く、操作性が向上したとの声もある。ヤンキースの複数選手が使用し、開幕から3試合で15発と爆発的な猛打を見せた。

ドジャース大谷は魚雷バットについて、当面は使用しないとの見解を示している。「いきなり使うってことはもちろんないと思います。最初から可能性を排除することはないとは思うんですけど、今のバットに十分満足してますし、いいフィーリングは返ってきているので。今のところは継続して、今のバットを使うかなと思ってます」と話している。

導入されれば、昨今の「投高打低」の日本球界に大きな影響を及ぼす可能性が十分にある。【鳥谷越直子】

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