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魚雷バット「まったく問題ない」規則委員会が試作品で実物確認 容認即日に「魚雷1号」出るか


プロ野球規則委員会は、野球規則に違反しないとしてMLBで話題の「魚雷バット」を即日使用可能と決定しました。NPB公認バットメーカーが規定に収まるバットであることを確認し、公認シールを貼付しました。愛知県のバットメーカーは、契約選手に試作品を提供し、日本ハムの万波選手や阪神の梅野選手も実際に使用しました。このバットは、重心や形状に工夫があり、振り抜きやすさが特徴です。今後、プロ野球界で本塁打数増加などの影響が期待されています。

SSKの魚雷バット(2025年4月9日撮影)

プロ野球規則委員会が11日、都内で開かれ、大リーグで話題の「魚雷(トルピード)バット」の即日使用を容認した。野球規則に抵触しておらず、問題ないことを確認した。NPB規則委員の友寄正人氏は「現行の野球規則の範囲内のバットであることを確認しました。また、この形状のバットの使用については、NPB公認バットとしての承認(公認シール添付)が前提となりますが、本日4月11日以降の年度連盟選手権試合、対外練習試合、ファーム公式戦、オールスターゲーム、日本シリーズそのほかNPBの主催試合および参加する試合で使用することを確認しました」と話した。

規則委員会では魚雷バットの試作品を目視して、確認したという。友寄氏は「全く問題ない。12球団にも通達しました」と迅速に対応した。NPB公認バットメーカーが規定内に収まっているバットであることを確認し、公認シールを添付。審判の確認を経て、早ければこの日から使用可能となる。早速「魚雷1号」が飛び出す可能性もある。

すでにバットメーカーや選手も動きだしている。愛知県のバットメーカー「HAKUSOU BAT JAPAN」は契約選手のオリックス広岡とソフトバンク谷川原に試作品を届けた。松本啓悟代表は「MLBで使用されている魚雷バットを元に実際に削ってみた。マサチューセッツ工科大学の知見が入っているだけあって、重心や形状が工夫されていて賢いバットという印象」と話した。今後は選手1人1人に合わせて調整していくという。

練習では日本ハム万波や阪神梅野が使用した。万波は「バットがスムーズに出てくるイメージ」と初めての感触を口にした。梅野と契約しているSSK社は40年近く前に、魚雷型の金属バット「ウイングフライト」を発売し、球児の間で大人気を博した実績がある。重心が手元寄りになり、振り抜きやすくなるという。

今後は5月の実行委員会で報告する。近年「投高打低」の傾向にあるプロ球界において、本塁打数増加などの影響が出てくるかもしれない。

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