EXILE ATSUSHI（44）が843日ぶりにステージに復活した。さいたまスーパーアリーナで12日、「EXILE ATSUSHI LIVE TOUR 2025“Heart to Heart”～復活祭～」初日公演を開催した。昨年9月27日、病気療養からの復帰を宣言。今回のツアーを活動休止前に開催していたツアーからの復活と位置付け、22年12月21日の東京ドーム公演以来のステージとなった。
オープニングでは、自ら書き下ろしたナレーションの映像を流した。その後、会場後方に登場するとステージまで続くレッドカーペットを、ファンへの感謝を示すかのように同じ目線で、笑顔で手を振り、時折手を合わせて歩いた。ステージに上がると、会場に向かって深く頭を下げた。「『いつでもいいからと待っているよ』と言ってくれたので、今日を迎えらえました。支えてくださったみなさん、ありがとうございます」と感謝の気持ちを明かし「今日は泣かないと決めている」と伝えた。
同ツアーのために制作、45歳の誕生日となる30日に11枚目のシングルとして発売する「Love Thang」ではムーンウオークも披露した。ライブ前の囲み取材では、リハで内側靱帯（じんたい）を痛め、「1カ月前までは松葉づえだった」ことを明かした。だが、そんなことをみじんも感じさせないステージを披露。2時間15分で全24曲を歌唱し、「みなさん本当に愛しています。愛してるよ！」とこの日集まった2万人のファンに向かって叫んだ。【川田和博】
