
日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が9日、母国ドミニカ共和国で発生した大惨事をインスタグラムで悼んだ。
複数の米メディアはこの日、元中日のトニ・ブランコ氏(43)らが死去したと報道。ナイトクラブにいたところ、屋根が崩壊する大惨事が起き、60人以上が死亡、160人以上がケガをし、その場にブランコ氏がいたという。一緒にいたメジャー通算109セーブの元投手オクタビオ・ドテール氏(51=元タイガース)も死去した。中南米メディアのヘクトル・ゴメス記者によると、同席していた元レンジャーズ内野手で西武、オリックスにも在籍したエステバン・ヘルマン氏(47)は生き残り、同氏の話によると崩壊が起こった瞬間、ブランコ氏は天井の一部がヘルマン氏に直撃しようとしたときに体を押して助けたという。
レイエスは母国ドミニカ共和国の国旗の写真に長文でメッセージ。「あまりにも多くの痛み。神はこの悲劇で被害を受けたすべての家族に力を与える。安らかに眠ってください」などとつづった。
ブランコ氏は2009年から4年間は中日、13年から2年間はDeNA、15年から2年間はオリックスでプレー。中日1年目に39本塁打と活躍し、DeNAに所属した13年には自己最多の41本塁打を記録。日本の8年間で通算打率2割7分2厘、181本塁打、542打点をマークした。メジャーでは05年にナショナルズでプレーした。