
<広島1-0巨人>◇12日◇マツダスタジアム
巨人が広島相手に2連敗を喫した。
先発の赤星優志投手(25)は6回101球7安打1失点の好投を見せた。3回に1死から田村に中越え三塁打を浴びると、続く矢野にスクイズを決められ先制点を献上。それでも、終始ストライク先行の投球でアウトを重ねた。阿部慎之助監督(46)は「責めらんないよね。ナイスピッチングだったし、最少失点に抑えて。後からいったピッチャーも、しんどいところだったけどね、なんとか頑張ったんで、あとにつながると思います」とたたえた。
打線は広島先発の9回を投げきった床田から得点を奪うことができなかった。初回は1死一、二塁のチャンスを作ったが、岡本和真内野手(28)、トレイ・キャベッジ外野手(27)の中軸が倒れて無得点。4回には先頭の吉川尚輝内野手(30)が二塁打で出塁するも、続く岡本の一邪飛でタッチアップを試みた際に三塁で刺され、好機を逃した。9回も2死一、二塁を作ったが、この日が誕生日だった中山礼都内野手(23)の痛烈なライナーを遊撃の矢野にキャッチされてゲームセット。同監督は「床田君にいいピッチングされちゃったね。素晴らしいピッチングだった。あと1本だったな」と振り返った。
チームは最大で4つあった貯金を全て吐き出し、勝率5割となった。「なんとか明日勝って、総力戦でまたいきたいと思います」と13日の3連戦最終戦をにらんだ。