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【川崎F】ロス五輪の星MF大関友翔が初先発初得点 ほろ苦等々力デビューから1週間で成長示す


川崎フロンターレと横浜F・マリノスの試合は3-3で引き分けに終わり、「神奈川ダービー」は両チームが譲らない結果となりました。川崎FのMF大関友翔が初先発でJ1初ゴールを決める活躍を見せました。大関は前半7分にゴールを決め、自身の湘南戦でのミスを乗り越えた形となりました。また、キャプテンマークを巻く高井も劇的な同点弾を放ち、川崎Fは守備に苦しみながらも奮闘しました。大関は自身の成長を実感しながらも、試合での改善点を認識しており、さらなる貢献を目指しています。

川崎F対横浜 前半、ゴールを決め喜ぶ川崎F大関(左)(撮影・足立雅史)

<明治安田J1:川崎F3-3横浜>◇9日◇第5節◇U等々力

川崎フロンターレが横浜F・マリノス戦で3-3と打ち合い、「神奈川ダービー」は引き分けに終わった。5戦負けなしで3位に浮上した。

ロサンゼルスオリンピック(五輪)の星が結果を残した。MF大関友翔(20)が初先発でJ1初ゴールを奪った。0-0の前半7分、カウンターで左クロスから最後に詰めてゴール右に決めた。

「前に入っていくところは意識してできていたので、いい形でボールもこぼれてきましたし、湘南戦の反省も生かして冷静に流し込めたかなと思います」

ちょうど1週間前、苦い思いをした。自ら言及した2日の湘南ベルマーレ戦で1-0の後半37分から「等々力デビュー」を果たしたが、試合終了間際に絶好機を外した。地面をたたいて悔しがった。「ああいうチャンスをしないといけない立場だと思うので…」。憧れのピッチに立った喜びより悔しさが勝った。今回はリベンジの場面を一発で仕留めた。

23年に下部組織からトップ昇格。同年はリーグ戦出場0に終わった。昨季はJ3福島ユナイテッドFCへ武者修行に出て32試合8得点でベストイレブンに輝くなど大きく成長。満を持して愛するクラブに戻ってきた。

今秋にU-20(20歳以下)W杯チリ大会を控えるU-20日本代表では10番を背負う。もちろん28年ロサンゼルス五輪も見据えている。クラブではMF大島僚太、脇坂泰斗、山本悠樹、河原創、橘田健人らとのハイレベルなポジション争いの中でなかなか出場機会をつかめていないが、中村憲剛氏、大島を継承するような日本を代表するゲームメーカーへの飛躍を期待される。

J1デビュー、等々力デビュー、初得点と着実にステップアップはしている。それでも満足はしていない。強烈な同期の存在があるからだ。

この日、キャプテンマークを巻いて先発した高井は下部組織時代から同期として切磋琢磨(せっさたくま)してきた。自身も世代別で活躍するが、向こうはA代表まで駆け上がった。高井が劇的同点弾を決めた場面を「後ろの特等席で見てたんですけど、1番高かったし、人ってこんなに飛べるんだって思いました。頼もしいです」と振り返った。

得点以外のプレーは納得がいかなかった。前半に思うようにビルドアップに関われなかった。そして守備時にパスコースを限定しきれなかった。「アピールという面ではまだまだ足りないなというのは感じますし、今日の出来では到底及ばないと思う先輩方ばっかりなので」と上を見据える。

何より勝利で終われなかったことが悔しい。「勝てるゲームを引き分けにしてしまったのが、スタメンで出てた自分の責任もあると思うので、もう少し貢献できるように頑張りたいと思います」とクラブを引っ張って行く覚悟を示した。【佐藤成】

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