
<明治安田J1:川崎F2-0湘南>◇2日◇第8節◇U等々力
川崎フロンターレがホームで湘南ベルマーレとの「神奈川ダービー」を2-0で制した。今季初の連勝を飾り、3位に浮上した。
途中出場のMF宮城天(23)が結果を残し、アピールに成功した。後半37分からピッチに立つと、追加タイムにペナルティーエリアで縦に仕掛けてPKを獲得。自ら蹴って右隅に決めた。
「PKはもう絶対的な自信があったので、練習もしていますし、PKが来るときの想定は常にできているので、確実に決められましたし、取った瞬間にもう決められると思ったのでよかったです」
強心臓でゴールネットに突き刺した。過去に負傷した影響で膝でのスライディングは控え、ダイブするような形のゴールパフォーマンスを披露した。「膝スラしたいなという気持ちはあったんですけど、自分はできないので、滑るとなったら前からしかないかなと考えていました」と笑顔で舞台裏を明かした。
持ち味を発揮してのPK獲得だった。インサイドで受けることなどサイドアタッカーとしての幅を広げる中で気がついた。「自分の特長は仕掛ける部分だというのは改めてここ最近思った」。シュート力も魅力でカットインを警戒されることが増えたが「縦はほぼ確実に抜けるという自分の手応えはしてはある」。突破力という絶対的な武器を再認識し、ここぞの場面で披露した。「自信を持って仕掛けられているから相手を惑わせてるのかな」とうなずいた。
開幕戦以来今季2点目。スタメンを確保するには至っておらず、監督へのアピールの一撃となった。チームは7連戦の2試合目。総合力が試される時期に、分かりやすく結果を残した。
「この7連戦は一番チャンス。やっぱりスタメンで出たいし、スタメンで出た時に自分のプレーができる自信もある。今日みたいに結果出さないとスタメンでも使ってもらえないので、そこは気持ちを込めてやった結果、点も取れましたし、アピールはできたのかなと思ってます。この連戦は全員の力が必要だと思うので準備はずっとし続けたいです」
マルシーニョが君臨する左サイドの先発候補に名乗りを上げるパフォーマンスだった。【佐藤成】