
<明治安田J1:町田2-2川崎F>◇6日◇第9節◇Gスタ
川崎フロンターレは敵地でFC町田ゼルビアと2-2で引き分け、4戦負けなしとした。
過密日程ながら2試合連続フル出場のMF河原創(27)が攻守に光った。1-2の後半28分、ゴール前まで上がり、こぼれ球を拾って左足で同点ゴールを突き刺した。
「打った後も見えなかったので正直あんまり覚えてないですけど、決まってよかったなというのだけですかね」
移籍後リーグ戦では初ゴール。先制し、一時逆転を許しながら、追いつく貴重な得点となった。「ボランチなので、個人の自分のゴールもうれしいですけどチームが勝つ方が自分は喜びを感じるので、自分のゴールは別にという感じです」と控えめな感想だった。
タフネスぶりが際立つ。3月29日のFC東京戦からチームは7連戦。4日前の湘南ベルマーレ戦でフル出場した河原はこの日もセカンドボールの回収で中盤を制圧し、粘り強い守備で何度もチームを救った。攻撃でも前線まで積極的に駆け上がり、得点まで奪った。長谷部茂利監督からも「評価は高いですね。いい選手です。それは攻守、切り替えのところ、すべての局面でいいプレーができます。チームの中心のポジションでもあるし、チームの中心のプレーをつかさどっている」と絶賛された。
本人は向上心が高いが故に自己評価は厳しい。「個人的には90分通して、頭も体も少し止まる時間があったので、かなり良かったという評価は何とも言えない」と語った。
中2日でホーム横浜F・マリノス戦が控える。鉄人は「リカバリーと次のゲームに対しての体の作り方は大事になると思う。また次試合に出られるようにいい準備はしたい」と次を見据えた。