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青学大ドラフト候補の中西聖輝1安打初完封 1戦目の悔しさ糧に「エースの信頼」かけたマウンド


青山学院大学の中西聖輝投手が東都大学野球第1週の最終日で、中大に対し1安打完封勝利を収めました。初回に得た1点を守り抜き、リーグ初完封を達成。中西は試合を作る能力が高く評価され、チームは2勝1敗の勝ち越しで勝ち点1を獲得しました。中西は緩急をつけたピッチングで10奪三振を記録、投球中は集中力を切らさず、5回のピンチもしっかりと凌ぎました。この勝利は、悔しさを乗り越える力を見せたもので、DeNAスカウトや監督もその奮闘を称賛しています。

中大対青学大 1安打完封勝利にガッツポーズする青学大・中西(撮影・柴田隆二)

<東都大学野球:青学大1-0中大>◇第1週最終日◇9日◇神宮

青学大の中西聖輝投手(4年=智弁和歌山)が1安打でリーグ初完封。初回の1点を守りきる“スミ1”勝利でリーグ通算9勝目。チームは2勝1敗とし、勝ち点1を挙げた。

1戦目で敗れた悔しさを1球に込めた。1勝1敗で迎えた3戦目。「昨日、野手、ピッチャー陣が一生懸命頑張って、今日につないでくれた。必ず取り返してやるという気持ちで初回から入りました」。ストライク先行で、真っすぐにキレのいいスライダー、フォークで緩急をつけ、奪った三振は10。初完封も「最後まで集中を切らさず投げられた結果」と笑顔を見せた。

エースの意地が、中西を奮い立たせた。5回1死一、三塁のピンチ。マウンドの中西には、1戦目の初回に3四死球とフィールディングのミスからリズムを崩して失点したシーンが頭をよぎった。「まんまやな…またか。でも、同じミスを2回するとエースとしての立場がなくなる。信頼に関わってくる」。後ろからは野手陣が「大丈夫だ」と声をかけてくれた。「チームは1枚岩なんだ」。1人じゃない。全員野球を心に、力強い真っすぐで右飛、スライダーで空振り三振に仕留め、ピンチを切り抜けた。

この試合を視察したDeNAの河原スカウトは「多彩な球種を操れて力を入れるとスピードも出せる。何より試合を作れるのがいい」と、高く評価。安藤寧則監督(47)も「悔しさを力に変えられる選手。よく我慢強く投げてくれた。褒めてやりたい」と、エースの力強い投球をねぎらった。

中1日で投球を立て直し、王者青学のエースとして勝ち点に貢献した。5季連続優勝へ。力強く、チームを引っ張る。【保坂淑子】

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