
<広島5-3巨人>◇13日◇マツダスタジアム
巨人は攻守のミスが響き敵地で3連敗し、借金生活突入で5位に転落した。先発石川が初回1失点から粘投でたどり着いた1-1と同点の5回。2死二塁のピンチで小園が放った中前打を中堅手・ヘルナンデスが後逸。「前で捕ろうと思った。ちょっとバウンドが変わってしまって」と背走する間に、打者走者の小園の本塁生還も許した。阿部慎之助監督(46)は「お互い必死のなかでやっているから」とかばったが、試合の分岐点となった。
攻撃では4回2死一、三塁でダブルスチールを試みるも失敗。同監督が「動いてでも、なんとしてでも1点ほしかった」という強気の采配も実らなかった。キャベッジが欠場する中で打順を入れ替え、1番に入った泉口が2安打4出塁と気を吐くなど収穫もあった。指揮官は「良い仕事をしてくれました。まだやり返せるチャンスは十分にある」と巻き返しを誓った。