
<練習試合:日本6-1コロンビア>◇8日◇大阪府内
女子日本代表「なでしこジャパン」が大阪府内でコロンビアと練習試合を行い、6-1で勝利した。
6日に1-1で引き分けた相手との再戦では、初招集のMF真城美春(18=日テレ東京V)が鮮烈な“代表デビュー”を果たした。ボランチで先発し、前半2分に決定機につながるパスを供給し、同3分には自ら左足で積極ミドルを放つ上々の入り。チームのギアが上がった後半には、5分に得点の起点となり、同45分には右足つま先で蹴り込んでゴールも決めた。フル出場の18歳は「呼ばれたからには結果を出したいと思っていた。すごくうれしい」と喜びをかみしめた。
昨年9月にWEリーグデビューし、11試合3得点。世代別代表には飛び級で選出され、22年U-17W杯インド大会に15歳で出場、24年の同ドミニカ大会には主将として出場した。国際経験も豊富な逸材は近い将来を見据え「自分がお客さんを集められる選手になりたい」と堂々と宣言した。
この日は、6日に得点を奪えず唇をかんだ20歳のMF松窪も念願の“代表初得点”。ニールセン監督が「ファンタスティックプレーヤー」と太鼓判を押した才能豊かな若手たちが、世界一を目指すなでしこを活性化させた。【永田淳】