
女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFA女子ランキング5位)は6日にコロンビア女子代表(同21位)と国際親善試合(ヨドコウ)を戦う。
5日はヨドコウ桜スタジアムで公式練習を行い、MF長谷川唯(28=マンチェスター・シティー)は「しっかり調整できて、明日に向けて準備ができている」と状態の良さを口にした。
ニルス・ニールセン監督(53)就任後、初めての活動となった2月のシービリーブスカップでは、決勝で米国を破って初優勝。長谷川は初戦のオーストラリア戦と3試合目の米国戦に先発フル出場し、新体制でも確かな力を発揮。新監督の指導を「褒めてもらうことが多いので、選手としてはすごくポジティブにやりやすい環境」と歓迎する。
チームが目指すのは、世界一。頂点への距離をどう感じているかという問いに長谷川は「今は海外でプレーしている選手が増えていて、その中で自分らしさやそれぞれの特長を出せる選手が増えているのを代表戦でも感じる。個々のレベルアップができている分、世界一っていうのが現実的に見えてくるようになっているのかなと感じる」と回答。確かな自信を口にした。
コロンビア戦は、日本で行われる貴重な実戦の場となる。「日本の皆さんに見てもらえるのが楽しみ。いつもチームで見せているプレーを明日も見せられたら」。世界トップを目指すなでしこの司令塔は、日本のファンの前でも世界レベルのプレーでチームをけん引する。【永田淳】