
<女子国際親善試合:日本1-1コロンビア>◇6日◇ヨドコウ
女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFA女子ランキング5位)がコロンビア女子(同21位)と引き分けた。
中盤の底のポジションでフル出場したMF長野風花(26=リバプール)は「結構難しい試合だった。相手がブロックを作ってきた時に、自分たちが出して止まって、出して止まってと流れが作れなかった。もっと前からアグレッシブにプレッシャーをかけなきゃいけないシーンも何個かあったので、そういうところが反省」と振り返った。
前半からパスの出しどころが見当たらず、両手を挙げて不満を示す場面もあった長野は「1人1人が誰かのアクション待ちというか、フリーでボールを持って前を向いても出すコースがないシーンがあってもったいなかった。1人が動いても、その空いたスペースに誰も入ってこないことも頻繁にあった」と前線の流動性不足に課題意識を強めた。
ハーフタイムにはニルス・ニールセン監督(53)から「前線のランを増やそう」という指示もあったということだが、背番号10の司令塔は「もうちょっと修正したかった」と厳しい表情でスタジアムを後にした。