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広末涼子容疑者の危険運転致傷容疑は「覚醒剤や傷害よりもっと重い罪」山岸久朗弁護士が説明


女優の広末涼子が、交通事故後に女性看護師を蹴るなどして傷害の疑いで逮捕された。事故は新東名高速で大型トレーラーへの追突として発生し、広末容疑者の異常な行動が報じられている。アルコールや違法薬物の検出はないが、精神的な問題や合法薬物の影響が疑われる。事故現場にはブレーキ痕がなく、ドライブレコーダーも欠如していた。傷害容疑から危険運転致傷容疑へと、罪の重さが注目されている。

広末涼子(2024年9月撮影)

お笑い芸人の小籔千豊(51)と、山岸久朗弁護士(54)が11日、カンテレの情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金曜午後1時50分)に出演。女優広末涼子容疑者(44)が女性看護師への傷害の疑いで逮捕、送検された件について言及した。

広末容疑者は7日午後6時50分ごろ、新東名高速道路で乗用車を運転中に大型トレーラーに追突する事故を起こし、同乗していたマネジャーを名乗る男性とともに搬送された。事故後に搬送された静岡県島田市の市立総合医療センターで、看護師を複数回蹴るなどして軽傷を負わせた疑いで8日未明に現行犯逮捕され、9日送検された。

小籔は「まさか広末容疑者となる日が来ると思ってなかった。もちろん、演技とかで結果も出しているし、アイドルでもすばらしかった。お会いしたときは感じええ人でしたけどね」と驚きを隠せず。

広末容疑者は交通事故を起こす直前に立ち寄った浜松サービスエリアで、突然、他人に話しかけたり抱きつくなど不審な行動をしていたとも報じられている。関係者によると広末容疑者は逮捕後任意の検査に応じ、アルコールや薬物などは検出されなかった。また、都内の自宅への家宅捜索では違法薬物は見つからなかった。

小籔は「薬物もなければ、お酒もないとするなら、精神的なものであると余計に心配になる部分も出てくる」と思いやると、山岸弁護士は「精神疾患の可能性もあるけれど、薬物でないというのは違法薬物が検出されなかっただけで、合法薬物の影響でそうなってる可能性はまだある」と解説した。

新たに、交通事故現場にブレーキ痕がなく、車にドライブレコーダーがなかったことも番組内で伝えられ、家宅捜索令状の容疑は傷害容疑ではなく危険運転致傷容疑だった。同弁護士は「驚きました。逮捕と勾留は傷害なんですけど、捜索、差し押さえが危険運転に変わっている。危険運転致傷罪は最高15年以下の懲役でむちゃくちゃ重罪なんです。覚醒剤や傷害よりもっと重い罪」と注目。

続けて「違法薬物かどうかというところは実は争点じゃない。合法であっても、それによって正常な運転ができたかできなかったか、そこに焦点が移っている」と指摘した。

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