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【G大阪】個々の特長生かした戦いで名古屋に完勝 好転のきっかけは柏戦後の練習試合


ガンバ大阪は名古屋グランパス相手に2-0で勝利し、5試合ぶりの勝利を収めました。試合はパナスタで開催され、大阪は64%という高いボール支配率を記録しました。この勝利のカギは、柏戦後に行われた非公開の練習試合でした。そこで昨季のベースである4-2-3-1フォーメーションに戻したことで、攻守がスムーズに機能しました。FW山下諒也は右サイドを活性化し、2点目も挙げる活躍を見せ、ボランチの鈴木徳真も前へ積極的に動くプレースタイルに変え、試合の流れをつかみました。練習試合の効果が選手たちに自信を与え、結果として勝利へと結びついた形です。

G大阪対名古屋 後半、G大阪山下諒也はイッサム・ジュパリ(下)からのパスでゴールを決める(撮影・宮崎幸一)

<明治安田J1:G大阪2-0名古屋>◇12日◇第10節◇パナスタ

ガンバ大阪が名古屋グランパスを下し、5戦ぶり勝利で暫定ながら10位に順位を上げた。

ボールを握って戦うことを強調して臨んだ一戦で、G大阪は64パーセントのボール支配率を記録する圧倒ぶりで、名古屋に完勝した。

2日のFC町田ゼルビア戦、6日の柏レイソル戦では0-1で連敗。チーム事情により4-3-1-2の急造システムで戦ったが、無得点に終わる苦しい時間が続いた。

そんな状況を脱するきっかけとなったのは、柏戦の後に非公開で行われた練習試合だった。この練習試合では、システムが昨季からのベースである4-2-3-1に戻されたといい、それによってスムーズな攻守を取り戻した。

名古屋戦で右サイドを活性化し、2点目も決めたFW山下諒也(27)は、前日に「こうやればまたいいサッカーができるんだなというイメージは上がっている。期待してもらっていい」と自信をみなぎらせていた。この日、あらためてその理由がどこにあったかを問うと「(練習試合で)フォーメーションを戻して試合をして、いい形で得点も取れた。それが自信につながった」。有言実行のパフォーマンスを見せた背番号17は、静かな環境で行われたゲームの効果を明かした。

ボランチで出場したMF鈴木徳真(28)も、その練習試合で確かな手応えをつかんでいた。これまでMFネタ・ラビ(28)とダブルボランチを組む際は、ラビが前に出て、その後方を鈴木がカバーすることが多かった。だが名古屋戦では、自らが前への動きを担った。前半25分に山下がスピード突破からクロスを入れた際には山下に負けないスピードで駆け上がり、FWイッサム・ジェバリ(33)とともにゴールに迫り、同44分にはペナルティーエリア内で決定的なシュートも。この変化に鈴木は「自分を生かすためにどうしたらいいのかがわかってきた。僕が前でプレーすることを選択した方が、早くこのチームにフィットできるなと考えて。練習試合や練習で調整したことによって、今日みたいな形を生み出せた」。山下同様、練習試合の影響があったことを認めた。

山下はこの試合で最多16度のスプリントを記録し、鈴木は出場選手で最多12・384キロを走りきったように、選手の強みがより生きての勝利。2人からは今後に向けても明るい言葉が発せられた。山下は「また去年と違ったガンバが見つけられると思う。ボールを握り続けることがいい守備にもつながる。みんなが今日得たものがあると思うから、これを基に良いものを作っていきたい」。鈴木も大きな一歩になったことを実感した様子で語った。「自分たちのサッカーをしっかり取り戻せたと思うし、何がやりたいのかが明確になった試合。今後うまくいかなくなった時に、今日の試合が原点だったな、ここから始まっていたなとなるような試合だったと思う。もどかしさみたいなのは解消されて、一歩前に行くことができるかなと考えている」。原点回帰し、結果を出して自信を深めたG大阪の巻き返しが、ここから始まる。【永田淳】

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