
<明治安田J1:C大阪2-1岡山>◇第8節◇2日◇ヨドコウ
セレッソ大阪が、J1初昇格のファジアーノ岡山にホームで競り勝った。
開幕戦を飾って以来、3分け3敗と6戦未勝利が続いていたが、7試合ぶりの白星。4戦目で今季ホーム初勝利となった。
通算2勝3分け3敗の勝ち点9に伸ばし、前節17位から13位に浮上した。
アーサー・パパス監督(45)は「精神面で(困難を)1つ1つ乗り越え、いい判断ができている。強い相手に勝ててよかった」と、素直に喜んだ。
最後は運も味方した。2-1と勝利目前で迎えた後半追加時間だった。GK福井が脳振とうで交代する嫌な流れになり、その数分後に岡山FW一美に同点ゴールを許したかに思われた。
だが、VARを経て、最終的にオフサイドの判定で得点が取り消しに。劇的な展開に、ホームのサポーターは歓喜した。
2月に誕生日を迎えたばかりの指揮官は「6週間でどれだけ、年を取らせるんだと思う。最終的に運があった」と、冗談をまじえながらドキドキの展開からの勝利を喜んだ。
ホームではここ2試合、最終盤の失点で痛恨ドローを招いていた。その反省から最後に5バックで逃げ切りを図り、ベンチワークの進歩も示した。
主将のMF田中は、みんなでつかんだ勝利だと強調した。
「(試合前の練習から、逃げ切るための方策として)選手の気持ちも伝えていたが、最終的にボスが(5バックの採用を)くみ取ってくれた。僕らは指示に従っただけ。(VARの待ち時間は)長かった。(得点取り消しも)あるかなあ、と思って待っていた」
前半終了間際、FW・Rハットンの勝ち越し点を自身のFKからアシストしたMFルーカス・フェルナンデスは「勝利がこんなに難しいものとは。最後まで我慢して、重要な勝利になった。VARに救われたが、内容自体はよかった」と、笑顔で振り返った。
この試合は、3月まで社長だった森島寛晃会長(52)、副社長だった日置貴之社長(50)による新体制の初陣でもあり、劇的な試合展開で締めくくった。