<明治安田J1:京都1-0広島>◇29日◇第7節◇サンガS
京都サンガF.C.がサンフレッチェ広島を破って、今季ホーム初勝利を挙げた。
前半途中から広島が優勢に進め、両サイドからのクロスで京都ゴールに迫った。しかし京都もゴール前で体を張って得点を許さず、スコアレスのまま前半を終えた。
後半も開始から広島が押し込み、後半4分にはFWヴァレール・ジェルマン(34)が抜け出してGKと1対1のビッグチャンスを作る。しかし右足で打ったシュートは京都GK太田岳志(34)が足で防がれて得点には至らず。
逆に京都は作ったチャンスを確実にモノにした。同15分、カウンターからMF川崎颯太(23)が運び、DFを引き付けて左に走るMF平戸太貴(27)へパス。受けた平戸は鋭い弾道のボールをゴール前へ送ると、これをFWラファエル・エリアス(25)が収め、右足でゴールに蹴り込んだ。
1点を追う広島はFW中村草太(22)や新加入FW前田直樹(30)を投入。同37分には抜け出した前田が右足で決定的なシュートを放つが、GK太田がビッグセーブ。前田のクロスからDF塩谷司(36)が合わせた強烈なシュートも太田に防がれ、最後まで得点を奪うことはできなかった。
粘り強い戦いで1点を守り切った京都は今季初の連勝。広島は今季リーグ6戦目にして初黒星を喫した。