
<明治安田J1:G大阪2-0名古屋>◇12日◇第10節◇パナスタ
ガンバ大阪が名古屋グランパスを下し、リーグでは5試合ぶりとなる白星をつかんだ。
この試合に向けてダニエル・ポヤトス監督(46)が「今年はもっともっとボールを持つということを伝えているし、それを今やっているところ」と話していた通り、G大阪は序盤からボール保持率で名古屋を圧倒。7割近くのポゼッション率で試合を支配した。前半24分にはFW満田誠(25)のクロスからFWイッサム・ジェバリ(33)が合わせ、同30分にはDF黒川圭介(27)が果敢にシュートを打つなど惜しい場面も作った。同44分には相手のミスを拾った満田がFW山下諒也(27)へスルーパス。山下、MFファン・アラーノ(28)、MF鈴木徳真(28)が立て続けに放った決定的なシュートは名古屋守備陣の体を張ったディフェンスに防がれたが、連続無得点だった直近2試合よりも積極的な戦いを披露した。
待望のゴールは後半18分に生まれた。MFネタ・ラビ(28)のパスを受けたJアラーノがスルーパス。これをペナルティーエリア内で受けたジェバリが、名古屋DF2人のスライディングを立て続けにかわし、最後は右足でゴール右に突き刺した。
同31分には山下が追加点を決めた。ジェバリからのパスを受けたJアラーノが左からニアを狙うシュート。左ポストにはじかれたところをジェバリがつなぎ、山下が右足インサイドで流し込んだ。
ボールを失ってからの切り替え早い守備も継続し、3月8日清水エスパルス戦以来の無失点にも抑えて勝利。1カ月ぶりにパナスタが沸いた。