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東京6大学野球が来春からDH制、今春からビデオ判定 創設100周年を機に大改革


東京6大学野球連盟が創設100周年を迎え、大改革として2026年の春季リーグから指名打者(DH)制を導入することを決定しました。これまで関西学生リーグとともに唯一この制度を採用していませんでしたが、世界的な流れを受け、OBの意見も踏まえての決定となりました。これにより、投手は打撃をせずに投球に専念することができるようになります。また、映像による判定を即時導入し、試合の正確性を高めます。これらの改革により、国内外の野球界に与える影響が期待されます。今後、全国大会でのDH制の採用についても議論が進む見込みです。

※写真はイメージ

伝統の大学リーグが、創設100周年を機に大改革に打って出た。東京6大学野球連盟は10日、都内で理事会を行い、26年の春季リーグから指名打者(DH)制を導入することを決めた。他大学のリーグでは関西学生と共に取り入れてなかったが、創設101年を迎える来春から採用。今後、全国大会の明治神宮大会などDH制未採用の大会での導入議論が進みそうだ。また、12日開幕の春季リーグからビデオ検証の導入も決まった。

   ◇   ◇   ◇

立大の長嶋茂雄や早大の岡田彰布、明大・星野仙一ら、数々のスターを輩出した東京6大学野球が、大きく変わる。この日の理事会で、26年春からのDH制導入を決めた。もともとOBが活躍するプロのリーグに照らし合わせたルールを取っていたが、パ・リーグが75年にDH制を採用。セ・リーグでも導入をめぐり議論となっており、高校野球では検討議題にあがっている。内藤雅之事務局長は「(22年から)メジャーリーグも全て指名打者制になっていますから」と、理由を述べた。

理事会に出席した6大学の監督たちが「100年は同じルールでやりましょう」という意見で一致したことから、来春からの導入となった。立大の木村泰雄新監督(64)は「ピッチャーは投球に専念できるので、ありがたく受け入れさせていただく」と歓迎。全国大会では全日本大学選手権でDH制を採用しているが、明治神宮大会では採用していない。今後は明治神宮大会での導入へ議論が進みそうだ。

また、12日に開幕する春季リーグ戦からは、映像による検証を導入することも承認された。各チームがビデオ検証を要求できるのは9イニングで1度、延長戦でも1要求が可能になる。監督が要請しセーフかアウトや、フェアかファウルなどの判定に用いられる。ストライク、ボールの投球判定には使用できない。同連盟によると、映像による検証は仙台6大学でも今春に導入される予定といい、今後、他リーグへの波及が期待される。同事務局長は「学生野球では先駆けで導入し、他リーグへの参考になれば」とした。【平山連】

▽明大・戸塚俊美監督「ビデオ判定、DH制も時代の流れで仕方ない」

▽法大・大島公一監督「選手がやっぱり多用に起用できるので、私自身は歓迎している」

▽慶大・堀井哲也監督「DH制は来年以降の話ですので、今年は考える余裕がないです」

▽東大・大久保裕監督「野手が多く使える。投手もリスクがなくなるし、すごくいいこと。我々にとっては、投手の打席で一服できたところができなくなるので、厳しい展開になるんじゃないかなと思っています」

◆大学野球リーグのDH制 全日本大学野球連盟に加盟する27連盟のうち、DH制を採用していないのは東京6大学と関西学生の2リーグだけ。なお、全国大会のDH制は全日本大学選手権で採用しているが、明治神宮大会では採用していない。

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