
J1FC町田ゼルビアの黒田剛監督(54)のパワーハラスメント疑惑について、Jリーグがクラブに調査要請を出したが、報告書を受け取っていないことが8日、関係者への取材で分かった。
一部でも報じられた黒田監督のパワハラ疑惑は、日本サッカー協会(JFA)への告発に端を発し、Jリーグはクラブに対して調査を要請。Jリーグ関係者は「報告はまだ来ていません」と明かした。今後調査内容を公表するかは不明だという。
本件をめぐっては、6日にニュースサイト「SmartFLASH」が黒田監督による選手やスタッフへのパワハラ疑惑を伝えた。クラブはFLASH編集部から届いた質問状に対し、「クラブとは利害関係のない特別調査委員会を設置」したと明かし、「パワハラは事実無根であることをクラブ内で第三者委員会でも確認が済んでおります」などと否定していた。
町田が公表した報告書に対し、Jリーグの担当者は「Jリーグとしてコメントは特にありません。あれはFLASHさんの質問に対する回答だと思うので、うちの方から何かというのはありません」と話した。
Jリーグとしてクラブに要請しているパワハラ調査について「(FLASHと)内容的に被ることはあるかもしれませんが、うちはうちで、淡々とやっている」と、別軸でクラブとやりとりしていると強調した。