
J1首位に立ったFC町田ゼルビアの藤田晋社長(51)が6日、X(旧ツイッター)を更新し、一部で報じられた黒田剛監督(54)のパワハラ疑惑に対して超長文で反論した。その上でクラブ公式サイトに、特別調査員会による調査報告書の【公表版】を全文公開した。
この日の川崎フロンターレ戦キックオフ前、光文社のニュースサイト「SmartFLASH」が、黒田監督による選手やスタッフへのパワーハラスメント疑惑を伝えた。
町田は、FLASH編集部から届いた質問状に対して「クラブとは利害関係のない特別調査委員会を設置」した。山岡総合法律事務所の山岡通浩弁護士と、同所属の2弁護士で構成されるもので、黒田監督、強化部の原靖フットボールダイレクター、パワハラ被害を訴えるA~C各氏に加え、D~Qまでの全17人の選手やコーチ、スタッフへのヒアリングを基に調査報告書が作成され、ホームページにアップされた。
質問事項と、それに対する特別調査委の認定事実【1の1】要旨は、以下の通り(全て原文まま)。
【質問事項1の1】2024年に、貴クラブは一年で13人もの選手を放出しました。なかには、長年チームを支えた中心選手もいましたが、黒田監督はこうしたベテラン選手をチーム内で「あいつは造反者だ」などと呼び、「チームの雰囲気を悪くする存在だ」と、たびたび公言していたと伺っております。
【特別調査委の認定事実1の1】黒田監督がベテラン選手をチーム内で「あいつは造反者だ」などと呼び、「チームの雰囲気を悪くする存在だ」と、たびたび公言していた事実は認められない。なお、その後、2025年4月6日付けでSmartFLASHの「【独自】町田ゼルビア・黒田剛監督 選手&スタッフが告発する『激詰めパワハラ』疑惑をJリーグが調査中」との記事が配信され、その中で、「俺が藤田社長に直接報告したら、お前なんかただじゃすまないぞ」というのが黒田監督の口癖であると報道されているが、そのような事実は認められない。