
J1首位に立ったFC町田ゼルビアの藤田晋社長(51)が6日、X(旧ツイッター)を更新し、一部で報じられた黒田剛監督(54)のパワハラ疑惑に対して超長文で反論した。その上でクラブ公式サイトに、特別調査員会による調査報告書の【公表版】を全文公開した。
この日の川崎フロンターレ戦キックオフ前、光文社のニュースサイト「SmartFLASH」が、黒田監督による選手やスタッフへのパワーハラスメント疑惑を伝えた。
町田は、FLASH編集部から届いた質問状に対して「クラブとは利害関係のない特別調査委員会を設置」した。山岡総合法律事務所の山岡通浩弁護士と、同所属の2弁護士で構成されるもので、黒田監督、強化部の原靖フットボールダイレクター、パワハラ被害を訴えるA~C各氏に加え、D~Qまでの全17人の選手やコーチ、スタッフへのヒアリングを基に調査報告書が作成され、ホームページにアップされた。
質問事項と、それに対する特別調査委の認定事実【3】要旨は、以下の通り(全て原文まま)。
【質問事項3】2024年12月、ミーティングの際にCマネージャーに対し、「なぜこんなに日程ができてないんだ」などと高圧的に怒鳴りつけ、1時間ほど沈黙が続いたことがあったと伺っております。こうした黒田監督からの日常的な圧により、C氏は適応障害に陥り、現在休職していると伺っていますが、これは事実でしょうか。
【特別調査委の認定事実3】令和6年12月、黒田監督がミーティングの際にCマネージャー(以下「C氏」という)に対し、「なぜこんなに日程ができていないんだ」などと高圧的に怒鳴りつけ、1時間ほど沈黙が続いた事実は認められない。他方、C氏が適応障害に陥り、現在休職している事実は認められるが、それが黒田監督からの日常的な圧によるものとは認められない。なお、2025年4月6日付けでSmartFLASHの上記記事が配信され、その中で「その後監督から、そのスタッフを追及するようなLINEが届いた」と報道されているが、そのような事実は認められない。