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【ヤクルト】山田哲人「今日こそは、とフルスイング」通算300号本塁打 オフに走りまくり結果


ヤクルトの山田哲人内野手(32)がプロ野球史上46人目の通算300本塁打を記録しました。ヤクルト対中日戦で、山田は2回に中日の松葉から左翼に一発を放ち、これが今季初安打でもありました。この本塁打により、チームは1引分を挟んで3連勝を達成。山田は、過去に100号、200号でも神宮球場で記録しており、今回も特別な場所で特別な瞬間を迎えました。山田は自分の技術を見直し続け、不振の時期もバットや打撃スタイルを変えずに磨き続けてきました。また、神宮球場での167本塁打は池山2軍監督のヤクルト記録に並んでいます。

ヤクルト対中日 通算300本塁打を達成し、記念ボードを掲げるヤクルト山田(撮影・野上伸悟)

<ヤクルト2-0中日>◇5日◇神宮

ヤクルト山田哲人内野手(32)が、プロ野球史上46人目となる通算300号本塁打を放った。

2回無死二塁、中日松葉から神宮の左翼席中段に豪快にたたき込んだ。プロ15年目、今季11打席目にして初安打が節目の1発となった。主将のメモリアル砲でチームは1分けを挟んで3連勝。開幕3連敗を一気に取り戻した。

   ◇   ◇   ◇

手応えは十分だった。山田は確信を持って走り始めた。左翼中段に飛び込む、文句なしの1発。100号も200号も神宮だった。「今日こそは、と思ってフルスイングしました。ここはやっぱり特別な場所ですし、そこで打てたのはうれしく思います」。ファンを喜ばせてこそ、節目はさらに輝きを増す。

「まさか300本も打てるとは思っていなかった。打ちたいという願望だけで、ここまできた感じです」

プロ1年目の途中からバットは重さ900~910グラム、長さ33・5インチ(85・09センチ)、ハードメープル素材とほぼ変わらない。不調に陥った時期も「単純に自分の技術が足りないから」と1本の相棒を貫く。結果に向き合い、常に自己に原因を求めてきた。自らを不器用と言い、ベッドに横になりながら、打撃のイメトレも日課。研ぎ澄まされる感覚を大事にし、結果を出してきた。

昨季は打率2割2分6厘、14本塁打、39打点、1盗塁と不本意だった。このオフは走りまくった。特別大きくはない体で本塁打を量産してきた要因は体のキレ。自主トレでは50メートル走のインターバル走を24本続けた。誰かに言われたわけでもない。「単純に自分で必要だな」と向き合った。キレと故障しない体を追求し、15年目に備えてきた。

3月1日の巨人とのオープン戦で左手中指を脱臼し、開幕から出遅れた。戦列に復帰して3試合10打席でヒットすら出なかったが、オフに積み上げてきた自信は揺らがなかった。神宮では167本目。池山2軍監督の持つ球団記録に並び、通算でもあと4本で並ぶ。

「2軍時代からお世話になっている方の記録に並べたというのは、これも何かの縁だと思いますし、すごく不思議だなって思います」。高校時代はすり足打法だったが、プロ3年目に池山氏に足を上げるようにアドバイスされ、それも長打力開眼の契機となった。「はよ打てよって言われているので、早く打ちたい」。この日の打球を見る限り、恩師の記録まで一気に到達しそうな感じだ。【沢田啓太郎】

▼通算300本塁打=山田(ヤクルト) 5日の中日2回戦(神宮)で松葉から今季1号を放って達成。プロ野球46人目。初本塁打は12年8月10日の巨人12回戦(東京ドーム)で内海から。ヤクルトで300本以上は池山の304本に次いで2人目。山田は32歳8カ月、1544試合で達成。年齢は15位、試合数は30位だが、池山の35歳4カ月、1691試合より早く到達した。また、神宮球場では通算167本塁打となり、こちらは池山に並び最多。

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