川崎重工業は神戸工場で建造中の潜水艦「しょうりゅう」の進水式を11月6日に行なった。
川崎重工は、11月6日12時20分から神戸工場第1船台において建造中の防衛省向け潜水艦「しょうりゅう」の進水式を福田防衛大臣政務官、村川海上幕僚長、外園防衛技監をはじめとする防衛省関係者ほかのご出席のもとに行なった。
命名ならびに支綱切断は、福田防衛大臣政務官により行われた。
本艦は、潜水艦「そうりゅう」型の10隻目であり、戦後当工場における建造の潜水艦としては28隻目に当たる。
また、優れた水中運動性能および推進性能を持ち、船体には高張力鋼が使用されている。
さらに、スターリング機関採用による潜航性能の向上、各種システムの自動化、高性能ソーナー装備による捜索能力の向上およびステルス性能の向上などが図られているとともに、諸安全対策も十分に施されている。
本艦の工程ならびに主要目は次のとおり。
<工 程>
起工:2015年1月28日
進水:2017年11月6日
竣工:2019年3月(予定)
<主要目>
長さ:84.0m
幅:9.1 m
深さ:10.3m
喫水(常備):8.4m
基準排水量:2950トン
主機関:川崎12V25/25SB型 ディーゼル機関 2基
川崎コッカムスV4-275R スターリング機関 4基
推進電動機 1基
軸数:1軸
速力:20ノット
主要兵装:水中発射管一式
その他:スノーケル装置一式