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クルマを通じた異文化交流を見た!コンコルソデレガンツァ2019サポート参戦記


名だたる名車、国宝である京都の二条城の場内に集めて開かれる「コンコルソデレガンツァ」が、2019年春に開催されました。


最近では、クラシックカーラリーイベントは増えてきたものの、こうしたコンクールデレガンスを中心にしたイベントはどちらかと言えば日本では稀でしょう。


縁あって、このイベント後、エントラントたちが日本の風景の中を美しい貴重なクルマたちで旅をする伴走スタッフとして一緒にお供させていただきました。春を過ぎて、夏ももうそこまで来ているこの頃になっても、「しかし素敵なイベントだったな」と思い返すことの多かったこの体験。イベントレポートというより、思い出の記録、として、所感をまとめておきたいと思います。


クルマを通じた異文化交流を見た!コンコルソデレガンツァ2019サポート参戦記


「文化」ではなく「国民がお腹を空かせないために作ってきた」のが日本の自動車産業だった


日本は世界でも屈指の自動車大国になりました。品質的にも世界中のユーザーのニーズに応えうるものとなり、自動車メーカーの数でも、こんな狭い国土の中にこれだけ集中しているというのは、成長目覚ましい中国の例と比べても特筆に値することではないでしょうか。


しかしながら、日本における自動車とは、先の戦争の後、国をあげて自分たちの日々の糧を得るための手段でした。貴族が馬車にとって変えて、美や贅を競う。そうした文化的背景は極めて希薄なまま、ここまで来たと言って良いのではないでしょうか。


「日本は自動車大国にはなったが文化的な面では遅れている」としばしば評されます。しかし筆者が思うに、遅れているのではなく、自動車は文化的なものを求める対象ではなかったため、育てる土壌がこの国の自動車産業には存在しない、というのが実態ではないか。そんな風に考えているのです。


しかしながら、いろいろな評価はあっても、日本が依然比較的豊かな国であることは事実です。半世紀を超える歴史を重ねて、海外の自動車も普通に輸入されるようになると、日本でも自動車の文化的な側面に注目されるようになってきます。


また、自動車には文化的なものを求めてこなかったにせよ、日本にも様々な「文化」があります。それは、他の自動車大国と言われる国々にもないような、日本固有のもの。また日本にも日本のやり方で「愛でる」ことで情趣に浸る、そういう楽しみ方が昔からあったものでした。


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