
<ロッテ4-0日本ハム>◇16日◇ZOZOマリン
日本ハムは継投が決まらず、開幕からのビジター連勝が7で止まった。
新庄剛志監督(53)が激しく動いたのが0-0で迎えた6回1死一、二塁の守備。まずは球審に外野守備の変更(左翼吉田をベンチに下げ、中堅矢沢を左翼へ、中堅には松本剛)を伝えた。新庄監督は三塁側ベンチに引き返そうとしたが、慌ててベンチから出てきた加藤投手コーチから耳打ちされると、きびすを返して再び球審の元へ向かい、先発加藤貴の交代を告げた。
その時点で81球、5安打無失点と快投していた加藤貴も一瞬、戸惑いの表情を見せたがベンチへ引き揚げた。2番手として杉浦が登板したが、その初球をロッテ山本に捉えられてプロ初アーチとなる先制1号3ランを被弾。これが決勝点となってしまった。
打線も開幕から16試合連続で犠打ゼロの日本記録は更新したが、ロッテ先発の田中晴を攻略できずに今季初の0封負け。4回の攻撃ではレイエスの打球が速すぎて珍しい右ゴロに倒れたり、7回の守備では左翼矢沢が大飛球を好捕しながらフェンスに直撃して交代するアクシデントもあり、昨季から8連勝中だったZOZOマリンでチーム全体がリズムに乗れない敗戦となってしまった。