
<ロッテ4-0日本ハム>◇16日◇ZOZOマリン
若手が奮闘し、遠かったホーム2勝目を手に入れた。
ロッテ山本大斗外野手(22)がプロ初本塁打で天敵日本ハムに勝利し、連敗脱出を決めた。
6回のイニング前、力投を続ける田中晴に「決めてくるわ」と言葉をかけ打席に向かった。1死一、二塁から杉浦の初球を振り抜いた打球は宣言通りの先制3ランに。「ビッグマウスで終わらなくて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
試合前、チームで気持ちを切り替えた。前日は先制しながらも失策から大量失点で逆転され4連敗。決していいとは言えないムードが漂っていた。吉井監督とキャプテン藤岡が話し合い青空ミーティングを実施することを決めた。吉井監督は「連敗してて昨日のゲーム展開で後半ベンチがおとなしくなった。そこを選手で話し合ってどうするか考えてくれと言いました」と説明。藤岡が野手全員を集めて、約4分間思いを語った。「暗かったんで、明るくやろうって。若い子が(試合に)出ることも増えてますし、そこで勝敗の責任は負わなくていいんじゃないかと。それは自分から上の人が負えばいいと思う。若い子にはのびのびやってほしい」と呼びかけた。
この日は「STAR WARS NIGHT」が開催。フォースの力も加わり、チーム一丸で本拠地2勝目を飾った。【星夏穂】