
<ドジャース0-16カブス>◇12日(日本時間13日)◇ドジャースタジアム
ドジャース佐々木朗希投手(23)が、メジャー自己最長の5回を4安打2四球1失点と粘投した。
2回無死から先頭ブッシュに、メジャー初被本塁打となる左翼席へのソロを許したが、3回1死満塁のピンチを無失点。5回も1死一、二塁とされたが、ホームを踏ませなかった。チームは大敗を喫し、不運なメジャー初黒星。メジャー最長の5回を同最多の81球、4安打2四球3奪三振で、次回登板以降でのメジャー初勝利を予感させた。
【佐々木の一問一答】
-登板を振り返って。6日のフィリーズ戦から継続していることは
そうですね。初回の立ち上がりだったり、最初の方は不安定なところもあったんですけど。その分、他は良いテンポで投げられたりだとか、いいコントロールで投げるところもあったと思うので。前回の方が感覚的には良かった部分はあるんですけど。今回も今回で、そこまで崩れなくてよかったなと思ってます。
-5回を投げ切ったのは
今日までの3試合でなかなかイニングを稼げなかったので。その面では良かったというか、段階的には良い方向にきていると思いますし、ここが最低限になるように頑張らないとなっていう気持ちではいます。
-スプリットのコントロールは
持ってる球種も少ないので、全体的にフォーク=ボール球ってなってしまうと、やっぱり苦しい部分はあるので。もちろんカウント取れるものだったり、空振りをとれたら、それはいいことなので。今日はスライダーに結構、最後は頼ったんですけど、まっすぐがゾーンに行ってる時は、しっかりフォークもコントロールできたら、もっとピッチングも楽になるかなと思ってます。
-パヘスのスーパープレーは
本当に助かりましたし、あのプレーがなかったらもっと大量失点になってたと思うので。初回もそうですけど、今日はすごく助けられたなと思います
-野手登板のロハスが佐々木のモノマネを
100点です。
-捕手が正捕手スミスではなく、前回同様バーンズ
キャッチャー(がだれかという)以前に、自分自身でなかなか安定しないところもあるので。そういった不安定なところもキャッチャーの力を借りながら、ここ最近は投げられてると思いますし。まずはキャッチャーよりも、まず自分自身がその要求に応えられるような、状態にあるかどうかの方が大事かなと思います。
-疲労は
疲労感っていう面では、まだシーズン序盤ですし、もちろんそこまでないので。毎試合100%に近い状態で投げられてますし。ただ、限られた球数の中でできることはもっとあると思いますし、段階を踏んでいけばもっと球数も投げさせてもらえると思うので。まずは自分がいい状態で居続けることが最優先かなと思います。
-ホームランを打たれたボールは
(捕手が)インサイドに構えて甘く入ってしまったんですけど、自分としては力強い投げ投げられましたし。良いところのフォークが見極められた分、まっすぐに張られたと思うので、そこはそこでまた切り替えていくしかないかなと思います。
-決め手となるコントロールは
前回フォークが良かった分、特に何も変えずに今回は行ったんですけど。ただ、なんて言うんですかね、無意識の中で少しずつ変化もありますし。前回は湿度が高い中だったりとか、条件は毎回違うので。そこは試合中だったり、何度か登板を重ねていけば修正できるかもしれないですし、また練習でどんどん投げてやっていくしかないと思うので。今は試合を作ることだったり、大きく崩れないことだったり、いろいろ大事なことはあるので、試合になってみて今回こうなってしまったので、そこは今日の反省っていうことで、次の登板に向けて練習していくだけかなと思います。
-落ち着いてるように見えたが
立ち上がりがあまり良くなかったので、少し嫌なイメージもあったんですけど。自分の中で初回の3人目の時にいい感覚、ダメな時の自分を、なんて言うんですか、自分の癖だったり、そういうところを自分の中で気付けて、そこをうまく修正できたので。その後も不安定な時があったんですけど、比較的頼れるところがあったので、そういった面では落ち着いてこられているのかなと思います。