
<東京6大学野球:東大1-4早大>◇第1週1日◇12日◇神宮
東大は早大に先勝を許したが、秋元諒内野手(2年=市川)が今リーグ1号で一矢報いた。
1点を追う4回2死で今秋ドラフト候補の早大エース伊藤樹投手(4年=仙台育英)から左翼ポール際に一時同点となるソロアーチを運んだ。伊藤のスライダーにタイミングを合わせ「感触がよかったんで」とリーグ初本塁打。試合後には記念ボールを握りしめ「切れるかなと思ったんですけど、本当に運がよかった。素直にうれしい」と喜びをかみしめた。
千葉県屈指の進学校・市川から東大へ。高校時代の練習試合を含めて本塁打は「8か9(本)」と決して並外れたパワーがあるわけではないが、大久保裕監督(67)は「走攻守バランスが取れて、東大の選手としてはトップレベル」と大きな信頼を寄せる2年生。今後の活躍に目が離せない。