
<明治安田J1:東京1-1柏>◇11日◇第10節◇国立
柏レイソルが土壇場で追いつきFC東京と1-1で引き分けた。後半13分から途中出場のFW木下康介(30)が同点ゴールを決めた。
試合開始からボールを握って優位に進めたが、前半35分に失点。その後も攻め続けたが得点を生み出せなかった。木下やFW細谷真大(23)ら攻撃的選手を投入し、反撃に出ると、後半追加タイム4分に右サイドからのクロスを木下が押し込んだ。「脚の長さを生かしてうまく決めました。(自身の出来は)点を取ったから100点じゃないですか」と笑った。
チームは5戦負けなしだが、その間4得点と得点力不足は否めない。ボールは保持するものの、最終局面で迫力が足らない。木下自身も「シュート数が少ないなと気になっていた。保持するところとスイッチ入れて仕掛けるバランスが大事」と課題を認める。クロスシュートをトレーニングするなど、積み上げているものはあるが、まだ結果にはつながっていない。「最低限、勝ち点1取れたのは良かった」と前を向いた。