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【新潟】横浜FCが最下位脱出 悔しいドローもMF星雄次「コンパクトには戦えた」存在感キラリ


明治安田J1第10節第3日、アルビレックス新潟のMF星雄次が横浜FCとの試合で見事な活躍を見せました。試合は0-0のスコアレスドローに終わりましたが、星は正確なパスとドリブルで攻撃を牽引し、守備でも相手の攻撃を防ぎました。後半に矢村健が決めたゴールはハンドで無効となり、勝利を逃しましたが、新潟は得失点差で最下位を脱出しました。普段から高水準で複数のポジションをこなす星は、今シーズンは新監督の信頼を得て主力として活躍を続けています。チームは厳しい状況にあるものの、星は前向きに巻き返しを狙っている様子です。

後半、ペナルティーエリア内でパスを出す新潟・星(右)(撮影・小林忠)

<明治安田J1:新潟0-0横浜FC>◇13日◇第10節第3日◇デンカビッグスワンスタジアム

アルビレックス新潟MF星雄次(32)が、ピッチ中央で輝きを放った。ホームの横浜FC戦に先発し、強風が吹き荒れる中、正確な長短のパスと機を見たドリブルで攻撃にリズムをつくり出し、守備では走力と読みの良さを生かして相手のボールをつつき、2、3次攻撃につなげた。後半45分、途中投入のFW矢村健(27)が左足ボレーを決めるもハンドの判定でノーゴールとなり、スコアレスドロー。今季初の連勝は逃したが、勝ち点8で並んだ名古屋グランパスを得失点差でかわし最下位を脱出した。

星がピッチの至るところに顔を出し、チームを支えた。攻撃では「相手のセンターバックを縦ズレさせることを狙った」と少ないタッチでパスを循環させながらドリブルで守備網に緩みを生じさせ、守備では相手からボールをかっさらってカウンターにつなげた。0-0の後半15分には自ら運んで右足ミドル。惜しくも枠は外したが、勝ち点3を逃したチームの中で、ひときわ存在感を輝かせた。

「コンパクトに戦えたし、セットプレー以外でピンチは作られなかった。それだけに決めきれず悔しい」

プロ入り前から複数ポジションを高水準でこなすマルチプレーヤー。21年の新潟加入後もボランチのほか、サイドバックも任されてきた。だが、23、24年の2年間はリーグ戦26試合の出場にとどまり、ベンチ外で過ごす時間が長かった。指揮官が変わって迎えた加入5年目の今シーズン。樹森大介監督(47)の厚い信頼を勝ち取り開幕戦から主力として躍動を続ける。星は「さらに存在感を示せるように頑張りたい」。つかんだ定位置は譲らない。

主にボランチに入る5人の中で最年長の32歳。日頃から落ち着いたオーラを放ち、メンタルも技術も大きく乱れない。この日、スタジアム周辺の最大瞬間風速は17・6メートル。「時間帯によって風向きが変わってボールの処理が難しかった」と振り返ったようにピッチの中は各方向から暴風が選手たちのプレーを遮ったが、「そこは考えながら」。臨機応変に最適な判断をジャッジ。適応力の強さも生かして、チームの2試合連続完封に貢献した。

順調に勝ち上がるルヴァン杯とは対照的に、リーグ戦は10試合を終えて1勝5分け4敗の勝ち点8でJ2降格圏の19位。「正直、勝てる試合を取りこぼしている」と本音は隠さないが、まだまだ巻き返しは可能。「相手どうこうと言うより、自分たちのスタイルを確立して出して行ければ、まだまだ(順位は)上に行ける」と頼もしく言い切った。【小林忠】

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