
<ナショナルズ5-6ドジャース>◇9日(日本時間10日)ナショナルズパーク
ドジャースが連敗を3で止め、フィリーズから続いた東海岸の遠征6連戦を2勝4敗で終えた。
投打がかみ合わず、前日に今季初の3連敗を喫したが、この日は「1番DH」で出場した大谷翔平投手(30)が第1打席で右前打を放つと、打線がつながった。3番エドマンの適時三塁打と4番T・ヘルナンデスの2ランで4点先制。一気に流れをつかんだ。
ところが、先発の右腕ナックが3回途中で降板。5失点で逆転された。打線は7回、9番パヘスの2試合連続アーチで同点とすると、大谷の二塁内野安打から再び打線がつながり、T・ヘルナンデスの適時打で決勝点を奪った。
また、守備でも9回1死一、二塁のピンチから一ゴロを一塁手のK・ヘルナンデスがダイビングキャッチ。座りながら二塁へ送球し、大きなアウトをとった。1点差を守り抜き、競り勝ったロバーツ監督は「あのプレーがなければ、まだ(延長戦で)戦っていたと思う」と高く評価した。
まだ14試合目だが、連敗を3で止めたことに同監督は「大きかった。シリーズを負け越すことは、決して気分のいいことではないが、連戦の最後で勝てたことは悪くない。(次カードの)カブスは(開幕で2連敗した分)やり返したいと思ってくるだろうけど、いいシリーズになると思う」と前向きに語った。