
<ナショナルズ8-2ドジャース>◇8日(日本時間9日)◇ナショナルズパーク
ドジャース大谷翔平投手(30)が、開幕から自己最長タイとなる出場13試合連続出塁をマークした。
8日(日本時間9日)のナショナルズ戦に「1番DH」で出場し、5打数1安打。2-8の9回無死、第5打席で右腕ラトレッジの内角高めカットボールを捉え、右前へ運んだ。これで23年に並び、開幕からの連続出塁は13試合となった。
試合開始の時点で気温は7・7度。時間がたつにつれてさらに厳しい寒さとなり、強風も吹き荒れる悪天候だった。
大谷は第1打席から2打席連続で空振り三振を喫し、4打席目まで凡退。大敗の展開で2番ベッツ、3番エドマン、4番T・ヘルナンデスらをベンチへ下げて休養となる中、DHの大谷はフル出場。4打席で終了してもおかしくない状況だったが、第5打席にも立ち、安打を放った。
一方、打線はK・ヘルナンデスとパヘスのソロ本塁打の2得点のみ。大谷の2三振を含め、合計15三振で沈黙した。ロバーツ監督は「気候のせいでこの結果になったとは思わない。相手だって、同じ状況で戦わないといけない」と冷静にコメント。効果的に得点できない状況が続いており、同監督は「ストライクゾーンを広げてしまうのは、いい打者がやることではない。うまくかみ合っていないのが、オフェンスがとても散発な理由」と分析した。
チームは東海岸の遠征でフィリーズ戦に続いて2カード連続の負け越し。今季初の3連敗となった。順当ならサイ・ヤング賞2度の実績を誇る左腕スネルがこの日の先発予定だったが、左肩の炎症で負傷者リスト入り。代役として傘下3Aから昇格した2年目のロブレスキが炎上した。1回に先制2ランを浴び、2回には押し出し四球と2点適時打で3失点。5回8失点に、ロバーツ監督は「彼はいい結果をもたらす能力があると思っていたが、四球を与えて、走られて、2死からヒットを打たれてしまうと、流れをつかむのは難しい」と渋い表情だった。(ワシントン=斎藤庸裕)