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大谷翔平、精彩欠く 3打席連続空振り三振 惜敗ドジャースは今季初の同一カード負け越し


フィリーズがドジャースの快進撃を止め、同一カードで初めて負け越しました。大谷翔平は1番DHで出場したが、4打数無安打、3三振に終わり、フィラデルフィアでの初本塁打は持ち越しとなりました。ドジャースは2点リードしたものの、3回に逆転され、その後7回に再逆転に成功しましたが、ベテラン救援トライネンが失点し、最終的に逆転負けを喫しました。試合後、ロバーツ監督は「勝てるチャンスがあったが、うまくいかなかった」と振り返り、11の四球が敗因であったことを指摘しました。逆風の中で活躍できなかった大谷も、「プレーオフ前哨戦」と呼ばれたこの試合を通じて、多くの学びを得たことでしょう。

フィリーズ対ドジャース 1回表ドジャース無死、空振りの三振に倒れる大谷(撮影・菅敏)

<フィリーズ8-7ドジャース>◇6日(日本時間7日)◇シチズンズバンクパーク

【フィラデルフィア(米ペンシルベニア州)6日(日本時間7日)=四竈衛】開幕から快進撃を続けていた昨季世界一ドジャースが、今季初めて同一カードで負け越した。「1番DH」で出場した大谷翔平投手(30)は、4打数無安打と今季2度目の3三振。同地初アーチはお預けとなった。ド軍は終盤に試合をひっくり返しながら、直後に再逆転されて惜敗。昨季の東地区覇者フィリーズに、敵地で屈した。

  ◇  ◇  ◇

惨敗でも完封負けでも、同じ1敗に変わりはない。だが、ド軍の底力、試合展開からも、落としてはいけない一戦だった。2点リードの3回、満塁弾などで6点を献上し、逆転された。それでも、7回には3点を奪って再逆転に成功。熱狂的な敵地ファンに、あらためて「ド軍強し」を印象付ける流れだった。

ところが7回、ベテランの救援右腕トライネンが2失点で逆転を許した。ラスト2回は、淡泊な攻撃で3者凡退。反撃する勢いは残っていなかった。試合後のロバーツ監督は、表情を変えることなく、静かな口調で振り返った。「勝てるチャンスはあったが、うまくいかなかった」。開始直後から、冷たい雨が間断なく降り続く悪天候。ただ、条件は相手も同じ。先発グラスノーの5四球をはじめ、常に走者を背負う展開は、最後まで波乱含みだった。「10人も歩かせると(実際は11四球)、勝つのは難しい」。最大4点差を跳ね返しながら、最後に勝ちきれなかった要因を、同監督は手厳しく指摘した。

満員札止めの観客席から、毎打席、強烈なブーイングを受け続けた大谷も精彩を欠いた。先発左腕サンチェスに、3打席連続で空振り三振。持ち味のフルスイングが力任せに映るほど、霧雨の中で空回りした。7回の四球で開幕以来11試合連続出塁を維持し、一時は同点となるホームを踏んだものの、同地初アーチは来季以降へお預けとなった。

今季初めて同一カードで負け越したとはいえ、開幕以来11戦9勝。それでも「プレーオフ前哨戦」とも言われたフ軍相手に、スキを見せたこともあり、ロバーツ監督は語気を強めた。「いいシリーズだったが、やり遂げられなかった。投球、守備、走塁で基礎的なことができていなかった」。いかにして、敗戦から糧を得るのか。連覇を掲げるド軍、大谷にとって、教訓の詰まった3連戦だった。

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