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大谷翔平の判断ミスが流れ寸断 ロバーツ監督が苦言「行くのなら確実にセーフの状況でなければ」


ドジャースは、フィリーズに3-2で敗れ、開幕からの連勝記録が8で途絶えた。フィリーズ戦では、8回表に大谷翔平が盗塁を試みるも失敗し、反撃のチャンスを逃した。先発の山本由伸は6回を1失点(自責点0)と好投したものの、打線の援護に恵まれなかった。劣勢の中での盗塁失敗は致命的であり、ロバーツ監督も厳しい表情で大谷の判断を振り返った。監督は、盗塁の際には確実にセーフになるべき状況を確認してから行動すべきだと述べ、細かいミスの再確認が必要だと強調した。

フィリーズ対ドジャース 8回表フィリーズ2死一、三塁、打者ベッツの時、二塁盗塁を狙うもアウトとなる大谷(右)(撮影・菅敏)

<フィリーズ3-2ドジャース>◇4日(日本時間5日)◇シチズンズバンクパーク

【フィラデルフィア(米ペンシルベニア州)4日(日本時間5日)=四竈衛】開幕8連勝中だったドジャースの快進撃が、ついに止まった。「1番DH」でスタメン出場した大谷翔平投手(30)は、8回に右前打でチャンスを広げたものの、直後に盗塁を仕掛けて失敗。痛恨の判断ミスで反撃機を逸し、最後は1点差で敗れた。先発山本由伸投手(26)は6回3安打1失点(自責0)と好投したもの打線の援護がなく、今季初黒星(1勝)を喫した。

   ◇   ◇   ◇

敵地ファンが総立ちとなる、試合のハイライトとも言える場面で、大谷の判断ミスが傾きかけた流れを寸断した。0-3と3点を追う8回2死一塁から右翼線へ強烈な安打を放ち、一、三塁とチャンスを広げた。次打者ベッツに1発が出れば同点、単打でも反撃ムードが加速する場面。敵にも重圧がかかる状況で、大谷はカウント1-1からスタートを切った。ゴールドグラブ賞2回の強肩捕手リアルミュートが、正確な送球を二塁ストットに送り、タッチアウト。同点&逆転へのシナリオは、このワンプレーで崩れた。

結果論ではなく、大谷らしからぬ判断ミスだった。昨季、自己最多の59盗塁をマークした一方、大谷は常に「数」ではなく成功率にこだわりを見せてきた。直前の右翼線への安打を二塁打にできなかった思いがあったとしても不思議ではない。だが、常に盗塁企図を任されている「グリーンライト」の大谷とはいえ、たとえ高い確率でセーフになる自信があったとしても、リスク回避を優先すべき場面。試合後のロバーツ監督は言葉を選びながらも、珍しく険しい表情のまま、大谷の走塁を振り返った。

「ショウヘイは、セーフになるという確認をすべき状況だった。3点をリードされて、次打席にはベッツ。もし行くのなら、確実にセーフになる状況でなければならない」

直前の7回までは2安打無得点と沈黙。終盤の勝負どころでの盗塁死は、劣勢の状況では致命的だった。

「野球にミスはつきもの」とはいえ、大谷の盗塁死だけでなく、6回には四球で出塁したパヘスがけん制に誘い出されて憤死(記録は盗塁死)。9回は代走テーラーが二盗に失敗し、ド軍の開幕からの連勝は「8」でストップした。

「負けることは嫌いだ。ただ、いかにプレーするか。今日のように3つも走塁でアウトになれば、攻撃は9イニングが8イニングになる。そういう部分を良くしていかなくてはならない」

今季初黒星後、ロバーツ監督は口元を引き締めた。162試合の長丁場。連勝中に見過ごされていた細かいミスを再確認できる機会になるとすれば、1点差の惜敗も無駄にはならない。

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