
<ヤクルト5-6中日>◇6日◇神宮
ヤクルト山田哲人内野手(32)が、2日連続でメモリアル弾を放った。
1回2死一、二塁、中日メヒアの149キロツーシームを左翼席最前列に運んだ。一時同点の今季2号3ランは、神宮で通算168本目のアーチ。池山2軍監督の同167本を抜き、神宮の歴代単独最多記録となった。「素直にうれしいです。今日のホームランは神宮でしか出せないギリギリのホームランだったですけど、打ててよかった」とうなずいた。
神宮の大声援が結果を導く活力なる。プロ通算100号、200号、そしてプロ野球史上46人目となった前日5日中日戦の300号と、節目の1発は不思議と本拠地だった。「山田哲人コールとかすごく大きな声援ですし、本当に感謝の気持ちでいっぱい」と自然と奮い立つのが神宮。これで通算301号。池山2軍監督の通算304本塁打の球団記録も残り3本と迫る。
左中指の脱臼で開幕3連戦こそ出遅れたが、2試合連続アーチとギアが上がってきた。チームは接戦を落とし、連勝は3でストップ。「突き詰めていきたい。また頑張ります」と背番号1。8日からの敵地での阪神3連戦に気持ちを切り替えた。【上田悠太】