
<関西学生野球春季リーグ:近大10-3同大>◇6日◇第1節2回戦◇わかさスタジアム京都
近大は、リーグ初登板初先発の最速147キロ右腕・有方祥互(ありかた・しょうご)投手(2年=近大付)が7回6安打7奪三振2失点で勝利投手に輝いた。華々しいデビューを飾り、「ほっとしました」と笑みを浮かべた。
「心配だった」という立ち上がりの2回までは無安打で6人をピシャリ。試合を通して通常のスライダーとは異なる、“速いスライダー”で三振を積み上げ、6回まで無失点。7回には連打や味方の守備のミスで2失点としたが、「それまで長打を打たれていなかったけど、動揺してしまった」と反省を口にした。ただ、失点後の2回1死一、二塁からは2者連続空振り三振で切り抜けた
自身よりも早くメンバー入りした同期もこの日のスタメンに名を連ね、援護点をもらった。「今までは、早く投げたいと思っていたけど、ここからチームを引っ張って行けたら。圧倒的に勝てる投手になります」と言葉に力を込めた。