
バルセロナのハンジ・フリック監督(60)は、引き分けたベティス戦について「選手たちには1試合減り、勝ち点1積み重ねたということを伝えた」とポジティブに捉えていた。
首位バルセロナは5日にホームで行われたスペインリーグ第30節で、好調ベティスと対戦した。この試合は、2位レアル・マドリードがバレンシアに痛恨の敗北を喫したため、勝ち点差を6に広げるチャンスとなった。
前半7分にガビが先制点を記録し、幸先の良いスタートを切るも、その10分後にナタンのヘディングシュートで同点に追いつかれた。それ以降、バルセロナはボールを70%以上キープして攻め続けるも、最後まで追加点を奪えず、1-1で引き分けた。これによりリーグ戦の連勝が9でストップ。レアル・マドリードに勝ち点差は4に開き、首位の座をキープした。試合後、フリック監督が話したもようをスペイン紙マルカが伝えている。
フリック監督はその際、「選手たちには1試合減り、勝ち点1積み重ねたということを伝えたよ。チームが全力を尽くしたことを高く評価している。もう1点決めようとしたが、できなかった。得点面で運がなかったが、後半のパフォーマンスには満足している」と感想を述べた。
続けて、「ゴールできなかった日はそれを受け入れなければならないし、ポジティブに考える必要がある。我々はあらゆることを試みた」と話し、「4月に入り、いい順位につけている。この調子を維持しなければならない」とコメントした。
最後に「我々が作り上げてきたものはすべて並外れている。チームだけでなく、スタッフ全員が家族のようなものであり、それはとても良いことだ」と締めくくった。(高橋智行通信員)