
<ソフトバンク2-8ロッテ>◇28日◇みずほペイペイドーム
ロッテが22年以来3年ぶりの開幕戦勝利。吉井理人監督(59)政権下では初の白星を飾った。
ソフトバンクの先発有原を相手に5回まで完全試合ペースで苦戦を強いられる。だが、6回に7番高部瑛斗外野手(27)、8番上田希由翔内野手(23)、9番小川龍成内野手(26)の3連打で同点。さらに「1番左翼」でスタメンに大抜てきされたドラフト1位西川史礁外野手(22)が勝ち越し打、佐藤都志也捕手(27)の2ランも飛び出すなど流れを呼び込み一挙6得点。吉井監督は「7、8、9、1番の若い子たちの連打ですね。あれは感動しました。若い子たちがああやってハッスルして活躍してくれると、チームは前に進むと思うので、明日からもしっかり背中を押したい」と話した。
3年連続開幕投手を務めた小島和哉投手(28)は3回まで毎回長打を許すなど4回4安打1失点で降板。2番手の中森俊介投手(22)が2回1安打無失点と好投した。指揮官は「小島はちょっと窮屈になるのは分かるんですけども、あまりにも重すぎた。そこで代えて、中森がその空気をさっと変えてくれたんで、ほんと今日は若い子たちが頑張ってくれました」と若手の活躍に目を細めた。