
<オリックス3-2楽天>◇28日◇京セラドーム大阪
オリックスは劇的サヨナラで岸田護新監督(43)の初勝利を飾った。2-2の9回。2死二塁から9番若月が148キロ直球を強振。前進守備の外野手の頭上を越え、左中間へ二塁打。試合を決めた。
先発の宮城大弥投手(23)は7回までパーフェクト投球。150キロ超えの直球に、85キロのカーブまで緩急を自在に操り、楽天打線を手玉に取った。だが、8回。楽天先頭の辰己涼介外野手(28)の当たりは一塁へボテボテのゴロも、記録は内野安打。スコアボードにHランプがともるとファンのため息が響いた。偉業達成はならずとも8回2安打1失点、7奪三振。エースの貫禄を見せた。岸田監督の一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-宮城投手は
「そうですね。本当に素晴らしいピッチングだったと思います」
-難しいところだが、8回はちょっと危なかった
「あのヒットでね、ちょっと運なところもあったと思いますけど。よく粘ってくれたと思います」
-交代のタイミングは、考えられていた通り
「球数と、パーフェクトできていたというところもありますけど。そこはうまく話してやりました」
-パーフェクト行きそうだな雰囲気は監督から見てあったか
「ありましたね。思わないようにしてましたけど、ちょっと思いました。やっぱりエースだなと」
-太田選手はオープン戦まで状態が上がってこなかった中
「ここからどんどん上がって行ってもらうことを期待しています」
-西川選手の姿は
「キッチリ合わせてきたなと思いました」
-9回最後の攻撃はバントで送って、若月選手が決めた
「本当に執念、会長の意地も感じました」
-感慨深い
「率直によくやってくれたなと思います」
-勝利の時の監督ご自身の心情は
「うれしかったですよ。みんなよくやってくれたなと率直な気持ちです」
この試合勝てたのは
「大きいですね。こういう勝利を、追い着かれて点を取れるというところも」
-代打という選択肢もあったかと思うが、若月選手に託した理由
「いろんなことを加味してというところです。ベンチで話し合ってというところです」
-追加点がこれからの課題になってくる
「課題はこれからいろいろでてくると思いますけどね」
-ウイニングボールは
「監督室に飾っておきます」
-誰から
「たつ(佐藤達也広報)からです」
-前夜は眠れたか
「いろいろ興奮状態にありましたけど、目をつぶっていました」
-開幕オーダー決めたのは
「今日ですけどね」
-実績中心に
「そうですね。それもありますね。データもありますし、色々加味して」
-太田選手は
「そんな心配してないですけどね。普通に起用してましたけどね」
-宮城投手どこが良かった
「全部良かったんじゃないですか。狙って三振とれてましたし、出し入れだったりさすがの経験値」
-試合前はグランドに姿がなかった
「自分で調整していたんですしょうね。あまり緊張をあおりたくなかったので、多少の緊張はあると思いますけど、勝ちがつかなかったのは残念でしたけど、次はエースに勝ちをつけるように」
-散髪されましたね
「結構伸びてたんで、開幕もありますし、ちょっとスッキリして行こうかっていうところでした」
-いつ
「昨日です」
-今日の朝は
「いつも通りに出てきました」