
横浜(神奈川)とのセンバツ決勝から一夜明けた31日、智弁和歌山の中谷仁監督(45)と主将の山田希翔(まれと)内野手(3年)が宿舎で取材に応じた。
中谷監督は「結果的に4つ勝てるところまで行けたのは自信になった」と振り返った。今大会は正確な小技や、4戦連続初回先制などの攻撃力に盤石な投手陣を携えて決勝に臨んだが、横浜戦は最大10点差をつけられる苦しい展開になった。同監督は「不安な要素が出ないで優勝して、勘違いするより、今回は明確な課題が出た。『それがあったから、夏優勝できた』と。結果をどう夏につなげるかが大事」と夏を見据えた。
主将の山田希翔内野手(3年)は「(日本一まで)あと1歩までいかせてもらった。悔しいしかない」と話し、「試合を重ねるごとにチーム力が上がった。できたと過信せず、もっとレベルを上げたい」と意気込んだ。