
俳優の高知東生(60)が10日までにX(旧ツイッター)を更新。傷害の疑いで現行犯逮捕された女優広末涼子容疑者(44)の件に対してとみられる思いをつづった。
高知は「いわゆる奇行と呼ばれることがあると、短絡的に薬物使用に結びつけて騒ぐのやめて欲しいと思う」と切り出し、「世の中には色んなメンタルによる症状があるし、パニックに陥ることだってあるだろう」と推察。「メディアもさらし者にするより、もしかしたら保護や治療が必要なのではないかと、まずは様々な可能性に配慮しようぜ」と具体的な名前などは出さずにつづった。
広末容疑者は新東名高速道路で普通乗用車を運転中に追突事故を起こし、救急搬送された静岡県島田市の市立総合医療センターで女性看護師(37)を蹴るなどけがを負わせたとして、静岡県警掛川署に傷害の疑いで現行犯逮捕された。
広末容疑者は警察署内でも大声を上げるなど落ち着かない様子が続いていたといい、交通事故を起こす直前に立ち寄った浜松サービスエリアで、突然、他人に話しかけるなど不審な行動をしていたとも報じられている。こうした行為の背景に、何らかの薬の服用の有無、その影響があったかどうかについて、薬物検査も含めた慎重な調べが行われるとみられている。
高知は16年に覚醒剤取締法違反事件で、懲役2年執行猶予4年の判決を受けた。その後薬物依存症からの回復を目指し、依存症についての啓発活動に取り組んでいる。