
<西武3-2オリックス>◇17日◇京セラドーム大阪
西武の外野陣3人がそろってファインプレーを見せ、首位オリックスへのカード勝ち越しに貢献した。
左翼の松原聖弥外野手(30)は4回2死一塁、オリックス広岡の左翼線への打球へ思い切り走った。抜かれたら同点という場面。ぎりぎりで打球をつかみとり、即座に返球。同点を阻止した。
1軍昇格3試合目で2試合連続で2安打したものの「そうっすね、あそこ褒めていただけるのが一番うれしいかもしれないです」と笑い「なんとか止めようと思いました」と振り返った。
中堅の西川愛也外野手(25)は、先発上田の勝利投手の権利がかかる5回、先頭の若月の低いライナーに抜群の反応を見せ、見事なダイビングキャッチで出塁を許さなかった。
西川同様にこれまで好守で目立っている右翼、長谷川信哉外野手(22)はこの日も見せた。9回1死二塁、ディアスの低いライナーに思い切り飛び込んだ。抜けたら同点で、かつサヨナラのピンチになるケース。臆せず挑み、ファインプレーを勝ち取った。
打撃低調が続くものの、西口文也監督(52)は「打てない人はしっかり守ってくれればね、本当にいいと思うんでね。最後のハセ(長谷川)のやつもね、本当にチームにとって助かるプレーだった。ああいうプレーは非常に大きい」とたたえていた。【金子真仁】