
変わりゆく獅子を見せられるか。西武は昨季、シーズン91敗、借金42。3位ロッテに対しての年間成績4勝21敗が大きく響いた。8日から今季初の2連戦。昨季自身0勝11敗の高橋光成投手(28)が先発する。
「投手の皆さんも気持ちを入れて投げてくれると思うので」と自身の気持ちもたかぶらせるのは、長谷川信哉外野手(22)だ。「91敗の中でもロッテ戦の負けが多くて、そこはみんなも気持ちが入っていると思います」と話す。
開幕から1番打者を任されるが、出塁率が2割を切っている。西口監督は試行錯誤しながら奮闘する若獅子を、今後も1番で起用する方針だ。「1番が沈んでいるので、僕が上がってくれば愛也さんも好調なので、打線としてつながると思います」とメンタルも切り替えて臨む。
長谷川が言うように、2番の西川愛也外野手(25)は打率3割7分9厘と好調だ。「やっぱり1発目を勝つのと勝たないのでは、だいぶ変わってくると思うので。去年はだいぶ、1勝をするまで長かったんで。早く1勝したいですね」と意気込む。ロッテへの苦手意識を払拭し、開幕カードでは3連敗した週末の日本ハム3連戦へ弾みをつける。【金子真仁】